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資産運用 │ 投資で失敗しない方法はある

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資産運用 │ 投資で失敗しない方法はある

こんにちは。元リーマン埼玉 (@saitamawoker)です。

私は、2022年に33歳、資産3000万円でサイドFIREを開始しました。

今回は、投資で失敗しない方法を紹介します。

2024年の新NISAに向けてこれから投資にチャレンジする方、多いのでは?

もちろん、投資に絶対はありません。
つまり、絶対にこの方法で「勝てる」「儲かる」というのは存在しません。
我々庶民は、個別の優良株を見抜くことは限りなく困難です。
そのため、株で一発大儲けはほぼギャンブル行為でしょう。


しかし、「負けない」「失敗しない」方法はあります。
ということで、今回は、株式投資で失敗しない方法について見ていきます。
私自身が投資する上で、日ごろ自分にも言い聞かせている内容でもあります。
相場が好調な時は良いですが、相場が悪いときこその対応が重要です。

失敗しない方法は、「待つ」ことである

結論は、非常にシンプルです。

それは、「待つ」ことです。
もう少し、具体的に述べると、「市場に居続ける」ことです。

それだけ?というツッコミがありそうですね。
それだけです。
前提として、投資するものは、コストが安いインデックス投資です。
全世界株式か、全米株式、あるいはアメリカのS&P500に連動する投資信託に投資します。

あとは、待つだけです。
はっきり言って、つまらない、面白くないですよね?

S&P500投資期間別の年率リターン。米ドル建て、年次、配当込み、期間は1928年12月末~2018年12月末。引用:幻冬舎ゴールドオンライン

上図は、S&P500の投資期間別のリターン結果です。

1928年から2018年に至るまでの期間を切り出した結果です。
投資期間が長くなるほど、マイナスへのブレ幅は減少していきます。
この結果からも、資産形成には、いかに長期で継続するかが重要と伺えます。

なお、面白いことに、年率平均は10~11%ですね。

そもそも「負ける」「失敗する」行動パターンとは?

「負けない」「失敗しない」方法を理解するため、「負ける」「失敗する」方法を理解する必要があります。

それは、非常にシンプルで、「高く買って」「安く売ってしまう」ことです。

そんなの当たり前だろというツッコミも聞こえてきます。
ただ、多くの方がこれをやってしまう。
なんなら、私もその経験があります。

なぜ、「高く買って」「安く売る」ことをやるのか?

なぜ、この「高く買って」「安く売ってしまう」ということをやってしまうのか、原因を理解する必要があります。

この原因を理解することで、

  • 「高く買って」「安く売ってしまう」という失敗する行動を避け
  • 「待つ」「市場に居続ける」という「負けない」行動をとる

ことができます。

それでは、「高く買って」「安く売ってしまう」行動について深堀します。

全ての原因は、「待つ」ことができないに集約されますが、なぜ「待つ」ことができないのかは次の通りです。

  1. インデックス投資が単純につまらない
  2. 長期的な株価成長を確信することができない

スパークス・アセット・マネジメントの調査では2019年に投資をやめた人について調べています。

調査対象となった1,000人のうち、「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と答えた人は210人で、全体の21.0%を占める。

そのうち投資の経験年数としては「1~3年程度」が24.3%、「1年未満」が20.5%となっており、10人に4人以上が3年以内に投資をやめてしまっている現状となっている。

特に2022年は低調な株式相場です。

2021年に投資を始めてたものの、株価は低調で、少しの含み損を抱え、売却をしてしまった方も多いのではないでしょうか。
つまり、高く買ったけど、安く売ってしまったということです。

インデックス投資が退屈なのは、成長を実感しにくいから

インデックス投資は、個別株と異なり、短期で大儲けできるものではありません。

これは、受験勉強や資格の勉強、健康的な食事と運動によるダイエットのように、コツコツ継続することで効果が出るが、すぐに結果が出にくいものと同じ感覚です。

RPGゲームなら、ゲームを継続できるような仕組みがあります。
ドラクエのスライムやポケモンのポッポやコラッタのように、弱い敵を倒し、目に見えてレベルアップを実感し、徐々に強い敵を倒すことでゲームを継続できます。
ゲームは基本的に、プレイヤーの脳を強く刺激し、脳が興奮状態になるように作られています。
興奮状態になった脳は、快楽物質であるドーパミンを大量に分泌します。
ドーパミンが分泌されたことで、やる気が出て、幸せな気分になり、その結果ゲームに没頭していきます。

しかし、株式投資は株価変動で、プラスとマイナスを行き来します。
そのため、RPGゲームのようなレベルアップ(成長)の実感もしにくいのが特徴です。
つまり、興奮が少なく、ドーパミンが出ない。。。

成長の実感を感じにくいものは、人間は継続できないのです。

客観的事実を知らないと、長期的な株価成長を確信することができない

長期的な株価成長を確信することができない要因は、株価の客観的事実を知らないからです。

客観的事実とは、長期目線で見ると株価は値上がりするという事実です。

もちろん、「100%」「完全」「絶対」ということはありません。

YouTubeやネット、書籍などで株式投資は、長期積立分散でインデックス投資を行いなさいと言われます。

この「長期積立分散」は株式投資の戦略部分であり、「インデックス投資」は手段となります。

この「長期積立分散」の戦略の背景を理解している方は恐らく少ないのでは?と思います。
もちろん、この内容をご覧頂いている方は、金融リテラシーが高い方を多いので、みなさんは世間一般からすると例外にあたります。

客観的事実は、後述します。

「待つ」を実践するポイント

上記までは、待てない要因などを紹介しました。
ここでは、具体的な対策部分に触れていきます。

対策1:インデックス投資がつまらない問題

結論は、投資していることを気にしない、忘れてしまうということです。

気にしているから、「つまらない」と感じます。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無関心」といいますよね。
なので、投資を面白いと思うことではなく、「忘れる」「気にしない」という状態にすることが望ましいです。

具体的な方法は、毎月、給料が振り込まれる口座から自動積立を行う設定がよいでしょう。
毎月の給与から、住民税、源泉徴収税、厚生年金、健康保険料が天引きされるイメージです。
個人事業主だと、実際に上記のような税金、社会保険料を支払いをします。
そのため、支払い金額の準備や期限の確認など結構面倒です。

しかし、天引きだとそれが当たり前だと思って払っているという感覚がないですよね?

そのような仕組みを作り、意識的に投資をしていることを忘れましょう。

対策2:長期的な株価成長を確信することができない問題

客観的な事実をお伝えします。

バブル崩壊後の日経平均株価のように、長期的に日本は株価低迷状態でした。

一方で、全世界株式やアメリカのS&P500に目を向けます。

S&P500は、長期目線ですともちろん暴落は複数ありますが、株価は右肩上がりです。

引用:ファイナンシャルスター https://finance-gfp.com/?p=4859

つまり、株価は一時の暴落で下落しますが、その後回復し、右肩上がりの傾向に戻るという事実です。

これは、全世界株式も同様です。

引用:金融庁 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/17.pdf

株価が長期目線では右肩上がりになる、簡単な理由は以下の通りです、

  • 世界の人口は2100年まで増加するという予測がある
  • 世界の人口が増加すれば、その分経済も成長するため、株価が成長する

もちろん、その間、戦争や未知のウイルス、天災など何があるかはわかりません。
過去も、戦争、未知のウイルス、天災が発生しており、その都度株価暴落がありますが、回復してきた事実もあります。

このような客観的な事実を知っていれば、株式を長期保有するモチベーションに繋がるでしょう。

そもそも、あなたは普段一生懸命、社会やお客さんのために仕事をしているはずです。
なので、余程悪いことをしていない限り、人間が一生懸命働いているので、経済は良くなるはずです。
毎日、世の中を悪くするために仕事をしている人は、世界を見渡して、極一部を除けば、かなり少ないはずです。

仮に、2022年の株式相場のように株価低調の時期で株式投資の成果を実感できなくても、上記事実を知っていれば、市場に居続けること、つまり待つことができます。

株式投資の王道は、長期積立分散です。
インデックス投資により、分散効果が働いています。
待つこと、市場に居続ける、購入し続けることで、長期と積立の効果が働きます。

Wish you the best!

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