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サイドFIRE │ 開始して1年経過した所感

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サイドFIRE │ 開始して1年経過した所感

こんにちは。元リーマン埼玉 (@saitamawoker)です。

私は、2022年に33歳、資産3000万円でサイドFIREを開始しました。

今回は、サイドFIREを開始して、1年経過した所感をお伝えします。
私自身、人生の自由への渇望(幸せへの渇望)として、33歳で会社員を退職しサイドFIRE人生を開始しました。

今回の内容は次のような方にお勧めです。
現在会社員や公務員等で働かれており、セミリタイア、FIREには興味があるけど、

  • 会社の給料が無くなることの不安(経済面)
  • 組織から独立することへの不安(社会面)

など様々な不安要因があるという方。

そのような方に向けて、橘玲さんが提唱している3つの資本の観点で、サイドFIREに関する私の所感、資産形成データなどを紹介します。

前提

次のことに、予めご了承ください。

  • 幸せの価値観は人それぞれです。良いも悪いもありません。
  • ここで紹介する内容は、私の独断と偏見、主観的な内容です。
  • 橘玲さん提唱の幸福の切り口も踏まえますが、彼が提唱している定義に正確に基づく内容でもありません。

3つの資本とは「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」

あくまで幸せの客観的な定義として、これら3つの資本が大きければ、(客観的に)幸福という定義になります。
「資本」と言葉を使うように、資本がインプットとなり、資産(幸福)というアウトプットを生みます。

金融資産(資本)とは

金融資産は、文字通りお金を持っているかどうかです。
お金を得ることで、嫌な仕事をせずとも自由に生きていくことが出来ます。

節約、投資ガチ勢は、まず金融資産を高める人たちですね。

人的資本とは

人的資本は、自らが持っている才能や能力のことです。
多くの人は人的資本を労働として提供しています。
人的資本は、労働を通してやりがいを得ることが出来ます。
お金だけを持っていても、また、自分で無意味だと思う仕事に人的資本を投入しても、やりがいは得られません。
人的資本はやりがいを通して自己実現をするために、必要な資本なのです。

セミリタイアやサイドFIREを通じて、人的資本(やりがい、生きがい)を高めることができますね。

社会資本とは

社会資本とは、この社会における人間関係のネットワークのことを指します。
家族であれば、強い社会資本と言えますし、行きつけのお店で会話をする常連さん同士であれば、弱い社会資本と言えるでしょう。

社会資本に関しては、会社員を退職し、セミリタイア・サイドFIRE後に、どのように生み出していくかが課題になります。

このように、自由を獲得するための金融資産、自己実現をかなえるための人的資本、そして共同体=絆を感じるための社会資本という3つの資本が、幸福の条件であると言います。

その中でも最も重要なのが、絆を感じるための社会資本です。
人間は社会的な動物であるため、共同体にいる仲間からの評価に対して幸福を感じるように、進化の過程でプログラムされているというのです。
そして、これら3つの資本、金融資産、人的資本、社会資本は幸せになるためのインフラであると言います。
人々は何らかの“幸福の製造ボックス”を持っており、そこに3つの資本を投入することで、幸福に変換されるというわけです。

この3つの資本で人生が8パターンに分類される

一例を紹介します。

3つとも持っていない=「貧困」

幸福を製造するインフラを持ち合わせていないので、幸福を製造することができません。
もしかしたら、闇バイトなどの犯罪に手を出してしまうかもしれません。
いわゆる、失うものがない「無敵の人」かもしれません。

「金融資産(資本)」「人的資本」はないけど「社会資本」はある=プア充、地方在住の若者(マイルドヤンキー)

小学校や中学校など地元の友人との繋がりを大事にして、大人になってきた人です。
お金も自己実現をするための仕事もないけれど、周りに家族や仲間がいるという状況です。

金融資産のみを持っている=(独身)退職者

定年を迎えているので人的資本もなく、周りに友達や家族がいないので社会資本もないけれど、年金を受給しているので金融資産は得ています。

サイドFIREを開始して、1年経過の所感

上記3つの観点で、私の所感を紹介します。

まず、私の簡単な自己紹介です。
私は、2022年4月末に33歳で会社員を退職し、サイドFIREを開始しました。
退職時の資産は約3500万円でした。

サイドFIRE開始時は、「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」が無くなること、減少することに対して、全てに不安がありました。

それでは、サイドFIREを開始し、これら3つの資本がどのように変化してきたのか、紹介します。

「金融資産(資本)」は、サイドFIRE後も成長

まず、「金融資産(資本)」です。
会社員時代は、「給与所得」に加え、副業の「事業所得」、資産運用の「配当所得」の3本柱で、経済的にも安心感がありました。
やはり、収入の3本柱による、精神的安心感、余裕感は半端ないです。
しかし、会社を退職し、「給与所得」は無くなりました。

サイドFIRE後の半年間は、会社員時代の30%程の収入でやりくりする感じです。
社会保険労務士の試験対応もあり、そもそもあまり働かずに、試験勉強に集中する感じでした。

もともと変態レベルの節約家でもあります。
入金力は下がったものの、毎月積立で投資できる状態は変わりません。

現在は、事業収入を増やすことができ、収入面は会社員時代の収入三本柱時代と大きく変わらずという感じです。
一応、金融資産は2022年5月末の約3500万円から、2023年6月現在、株高等の影響もあり約4300万円ほどに成長しています。

そして、時間は非常に自由になりました
この自由な時間を手に入れたことが、人生において何よりも代えがたいものかなと思います。
この時間こそが、3つの資本を大きく成長できるものだと思います。

「人的資本」は、サイドFIREにより大きな「生きがい」を得ている

続いて、「人的資本」です。

人的資本は、やりがいですね。
サイドFIRE後は、元リーマン埼玉のブログやYouTube、副業でやっていた中小企業支援や地域活性化支援を本業にしています。

会社員時代よりも、大変大きなやりがいを得ております。

これもひとえに、ブログやYouTubeをご覧いただく、皆様のおかげです。
皆様のコメントは大きな励みです。
ありがとうございます!

単純に私のモチベ維持だけではありません。
YouTubeのコメント欄等で、視聴者の皆さんとの意見交換を通じて、あなたや皆様が豊かな人生を歩めるコミュニティを形成していきたいです。
視聴者の皆さまに対して、それを実現していくことが「生きがい」でもあります。

「社会資本」は、会社員とは別次元に?!

最後に、「社会資本」です。

これは、人間関係ネットワークですね。
セミリタイア、サイドFIREすると、会社あるいは団体という組織の所属がなくなります。
そのため不安に思う方は多いかなと思います。

私は、現在、埼玉と西日本で二拠点生活をやっております。

この二拠点生活は、中小企業支援や地域活性化に関わることであり、緩いけどリアルな人間関係のネットワークを築けていると自分では思っております。

埼玉と西日本で地域的な越境があります。
中小企業支援で、様々な業界、業種ともお付き合いがありますので、業界を超えた越境があります。
一つの価値観に固執することなく、多様性のもと、社会資本を形成することを念頭に置いています。

狭く深い社会資本ではありませんが、広く緩い繋がりで社会資本を形成できれば、私個人的には幸福感が高まります。

また、YouTubeでも皆さまより、暖かいコメントを頂いております。

SNS上、バーチャル的な繋がりではありますが、リアルとバーチャルの両輪で社会資本を形成できれば、多面的な広がりを人生にもたらすことができるかなと感じています。

サイドFIREにより、3つの資本とも拡大している

「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」について、会社員時代は、サイドFIRE後の各資本について不安を感じていました。

しかし、実施にサイドFIREしてみると、むしろ会社員時代よりも、

  • 「やりがい」という「生きがい」という「人的資本」を得られました。
  • 時間にも自由が生まれ、二拠点生活をした結果、会社員時代では得られない、色々な壁を越境する「社会資本」を得られてる実感があります
  • そのような「人的資本」「社会資本」の結果、「金融資産」になり、この「金融資産」を「資本」として、さらなる「人的資本」「社会的資本」にも繋がっていく循環ができていると肌感覚があります

以上が、サイドFIREを開始して1年の所感です。

FIRE卒業という言葉もありますが、決して会社員を退職することが良く、会社員に戻ることが悪いわけではありません。

どのような状態だと、自分の「人的資本」「社会的資本」が高まるのか、自分と自問自答するのも大事かなと思います。

Wish you the best!

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