FIRE 自己啓発

FIRE│ 3年目でわかってきたこと

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FIRE│ 3年目でわかってきたこと

「お金はいつでもまた手に入るけど、時間はお金を出しても手に入れられない。おまけにその時のその時間はその一瞬だけ。二度と戻ってこない」

ヤフコメ欄からの引用

はい!こんにちは。元リーマン埼玉です。

今回は「サイドFIRE 3年目でわかってきたこと」というテーマで紹介します。

私は、2022年33歳の時に資産3000万円で会社員を退職。
現在はサイドFIRE人生を歩む、35歳独身ぼっち、コミュ障、人見知りの挙動不審です。
世界経済成長のおかげで、2024年6月現在で資産は約6000万円に成長してきました。

サイドFIRE人生も3年目に突入しました。
実際にFIREを経験してみてわかってきたことを紹介したいと思います。
この内容をご覧の方はFIREに限らず、資産形成や自分の人生の歩み方、人生の幸せとは何か?と1日100時間くらい考えている方も多いと思います。
なので、少しでもあなたの人生のご参考になれれば幸いです。

今回の流れは次の通りです。

  1. まず、FIREの種類を振り返りましょう。ちなみに私もよくわかっていません。
  2. 次に、FIRE生活の所感、わかってきたことを3つ紹介します。

是非、あなたの人生の一助になれれば嬉しいです。

私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、あなたの人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべては自分の人生を取り戻すために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に人生を自分のものにしていきましょう!

FIREは5つの種類があるらしい

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略。
「経済的自立と早期リタイア」の意味になります。
一方、ビジネス書作家の「寺澤伸洋」さんによれば、「Financial Independence, Restart your life」とも提唱されています。
つまり、経済的自立による人生のリスタートです。

真の目的は自分が幸せに生きることです。
経済的自立と早期退職はその手段に過ぎません。
経済的自立は必須としても早期退職は会社や会社員が好きな方からすると余計なお世話です。
ということで「人生のリスタート」の方が非常にしっくりきますね。
私個人的には「Financial Independence, Restart Early」、経済的自立と早期リスタートの方がしっくりきますが、あなたはいかがでしょうか。
もはや、好みの世界です。

さて、FIREは様々なスタイルがあります。
大きく分けると

  • 仕事を全くしない「完全リタイア」
  • 仕事は行う「セミリタイア」

に分類されます。
それぞれ見ていきましょう。

完全リタイア

完全リタイアは

  1. ファットFIRE
  2. リーンFIRE

の2つがあります。

ファットFIRE:仕事を完全に辞め、資産運用の利益だけで豊かな生活を送るスタイル

ファットFIREは、資産運用で得られた不労所得で最低限の生活費だけではなく、贅沢のために使う資金もまかなえる状態です。
必要な投資元本の額が多いので、FIREのなかでは最も実現難易度が高いスタイルですね。
サイドFIRE中の私も憧れです。

リーンFIRE:資産運用の利益で質素な生活を送るスタイル。実現難易度は低く、早期リタイアが可能

リーンFIREはファットFIREほどリタイア後の生活費に余裕はありません。
リタイア後は限られた資産でやりくりする必要があります。
しかし、リーンFIREは必要な投資元本が少なくて済む分、早期に実現できる可能性が高いことがメリットです。
「年収90万円で東京ハッピーライフ」の著者大原さんのスタイルに近いかもしれません。
ちなみに大原さんはFIREとはまた違った概念の生活です。

セミリタイア

セミリタイアは

  1. サイドFIRE
  2. バリスタFIRE
  3. コーストFIRE

の3つがあります。

サイドFIRE:資産運用をメインの収入源としつつ、副業で収入を補うスタイル

サイドFIREは仕事を完全にリタイアしないので、ファットFIREやリーンFIREより実現ハードルが低く、早期に達成できるスタイルのFIREです。

バリスタFIRE:資産運用に加え、パートやアルバイトで収入を得るスタイル

サイドFIREと似ていますが、バリスタFIREはサイドFIREよりも仕事に重きを置いており、労働者として働く点に違いありです。

コーストFIRE:資産運用で生活できるが、趣味や好きな仕事を続けるスタイル

資産運用だけで生活できるものの、趣味の一環として仕事に従事します。
コーストFIREは好きな仕事をしながら、社会との関わりを持ち続けたい方におすすめのスタイルです。
もし仕事を辞めてしまっても資産運用で得た利益で生活できるため、給料に固執することなく自分の好きな仕事に集中して取り組めるのが、コーストFIREのメリットです。

FIRE生活3年目でわかってきたこと

私もそうですが、FIRE系のインフルエンサーの多くは、サイドFIREとコーストFIREのハイブリッドタイプが多いでしょう。
大きく括るとセミリタイアということになります。
FIREのスタイルがわかったところで、私のFIRE生活3年目でわかってきたこと「私なりのFIRE観」を見ていきましょう。

私なりのFIRE観①:「FIREはどれか1つを選ばないといけない」というわけではない

「FIREはどれか1つを選ばないといけない」というわけでは「ない」ということです。

つまり、先ほどのFIREスタイルの説明のように、FIREは複数のスタイルの組み合わせでできているということです。
もちろん、ご自身の属性にも依りますが、それぞれのFIREはグラデーション的に組み合わせて生活するイメージです。

「FIRE卒業」という言葉も一時流行しましたね。
旅行したくてFIRE達成して、ずっと旅行のみをしている。
最初は楽しかったけど、だんだん飽きてきてFIRE卒業し、会社員に戻りました。

もちろん、このパターンもありだと思います!
FIREを卒業し会社員に戻り、また違うことをやりたくなったらまたFIREすればよい。

こういうグラデーション的、流動的なFIREも大いにありだと思います!

逆に、1つのFIREスタイルに固執しすぎるパターン。
例えば、「ファットFIRE」を目指してFIRE後は「趣味の旅行だけしている」だと、最初は良いですが段々と飽きてきて人生が退屈になりFIRE卒業となる。
もしかしたらご自身が望んでいたFIRE生活ではない結果になってしまう可能性もあります。

ということで、「FIREはどれか1つを選ばないといけない」というわけでは「ない」ということを理解しておきましょう。

参考:私のFIRE事例

ご参考として私のFIREスタイルを紹介します。

FIRE1年目は、リーンFIRE&ファットFIRE?

会社員退職の1年目は仕事という仕事もあまりせず、国家資格の試験勉強をしていました。
資産3000万円でのFIREですので、未来永劫「ファットFIRE」は現実的には厳しいです。
そのため国家試験までは、リーンFIREで質素な生活を送っていました。
国家試験終了後は、1~2か月くらいはファットFIRE的な感じでした。
1週間くらいかけて一般道で埼玉から東北縦断・温泉やご当地グルメ旅をやるなど好きなことをしていました。
はい、ただの1週間の有給休暇のイメージですね。
はい、その通りです。

FIRE2年目は、サイドFIRE&コーストFIRE?

FIRE2年目は個人事業主として埼玉と西日本で中小企業支援のコンサル活動を始めました。
いわゆる「サイドFIRE」や「コーストFIRE」に分類されるかもしれません。
地域の中小企業支援は私の生きがいでもありますので、会社員時代と異なり休みなしの長時間労働も苦になりません。
会社員時代は朝の通勤は憂鬱。
電車では空いた椅子を目掛け寝ることしか考えていない通勤時間。
在宅勤務が始まっても唯一の楽しみは自宅で昼休みに90分くらい昼寝。
出勤前から常に心と体のバッテリー切れという感じでした。

FIRE3年目以降は、ファットFIRE&コーストFIREへ?

今はFIRE3年目です。
経験のないFIREはバリスタFIREで、それ以外は濃淡がありつつも状況に応じて使い分けている感じです。
来年2025年はFIRE4年目になりますが、学生時代のバックパッカー以来の海外生活を送る等、ファットFIREの時間を少し多めにしたいなと妄想しています!

いづれにしても、これは個人の価値観ですが、ファットFIREが優雅な生活でリーンFIREが貧しかったというわけではありません。
お金を使うという観点ではファットFIREは経済水準が高いですが、どれも創意工夫しながら楽しい生活スタイルを送れます。
FIREも「このスタイルだけ!」と縛られると人生が貧しく感じる可能性がありますので、そうならないように留意しましょう。

私なりのFIRE観②:FIREとは、お金を使える大学生のような生活

FIREとは、お金を使える大学生のような生活ということです。

お金はいつでもまた手に入るけど、時間はお金を出しても手に入れられない。おまけにその時のその時間はその一瞬だけ。二度と戻ってこない。
できることならば私もこの青春18切符で時間の制限のない旅をしたい。定年までずっとあってほしいな。
時間の価値がわかる学生さんには今のうちに多少の無理をしてでも日本中を旅してほしい。
ものすごくいい思い出になるし、先々躓いたときに思い出すと笑顔になる宝物になりますよ。

ヤフー記事(「青春18切符」に関する記事)のコメント欄より

廃止説があった青春18切符が2024年夏も販売されるとのことでヤフーニュースの関連記事にあるヤフコメ欄からの引用です(一部補足あり)。
この記事を見て、私も学生時代以来、2024年夏は青春18切符を購入し5日間旅をしようと決めました。

FIREと大学生の生活

最近、FIREのことを少し向き合って考えてみると、FIREと大学生の生活は近いような感じがします。
大学に行ってないよ~という方は専門学校時代、中学や高校卒業して就職したぜという方は少しご想像頂ければと思います。

あなたは、大学生の生活をどのような感じでしたか?

私は「楽しいか、楽しくないか」でいうと楽しかったです。
お金も貯金もないけどバイトと節約でうまくやり繰りし、一応勉強とサークル活動、平日に遊んだり旅行したり。
夏休みも2ヶ月、春休みも2ヶ月。

FIREするとこれができるんですよね。
働いてもいいし、勉強してもいい、遊んでもいいし、趣味に打ち込んでも旅行や留学してもいい。

作家の橘玲さんが提唱している幸福の定義。

幸福は「社会資本」「人的資本」「金融資本」から成り立つ。
端的にいえば、お金もあって、社会や人との繋がりがあり、健康、能力、体力も有する状態が幸せであると。
あなたも私も例外なく今が自分の人生で一番若いですからね。

  • 大学生は社会資本や人的資本があるかもしれないが、金融資本がない
  • 65歳や70歳で退職した人は金融資本があるが、社会資本や人的資本がなくなる
  • 現役世代は会社に所属し、会社以外の社会的繋がりと自分の時間がなかなかない

つまり、FIREすると「社会資本」「人的資本」「金融資本」、その資本を使える時間、どれも実現できるんですよね。
働いてもいいし、勉強してもいい、遊んでもいいし、趣味に打ち込んでも旅行や留学してもいい。

でも、

  • FIREして1人でそんなこととしててもつまらなくね?
  • FIRE後に社会資本、社会との繋がりなんて作れるの?

というご意見もあるでしょう。

FIRE系で著名な方でコミュニティを運営されている方が何人かおりますね。
実はFIRE後の方が社会との繋がりを会社員時代以上に構築できる可能性もあります。
私はFIREコミュニティに入っていませんが、先日お試しでFIREしたビジネス書作家「寺澤」さんのFIRE交流イベントに参加しました。

私は、超がつく、ぼっち、コミュ障、人見知り、挙動不審なので、交流タイムになっても端っこでポツンとぼっちタイムを過ごすタイプです。

しかし、交流時間開始後、1時間ぼっちタイムを過ごしていたら、お声がけして頂く方がいらっしゃって、その後は他の参加者と、有名YouTuberの「ぱすたお」さんや「ミニマリストゆみにゃん」さんとも会話ができるようになりました。

東京でのイベントでしたが、登壇者は関西方面から参加していたり、参加者でも東北方面から参加している方もいました。

改めて、FIRE、投資、ビジネス、副業、生き方、生活の仕方など有意義に気軽にコミュニケーションができ、非常に素晴らしい時間でした。
FIRE系の人はいい人が多く、資産1億、3億でもマウントをとる人もおらず、心優しい、人としての器が大きい人が多い印象です。

話がズレましたが、FIRE後に心配されるのは「社会資本」、社会との繋がりという心配が多いでしょう。
FIREコミュニティ以外にも自営業者による地域コミュニティも多数あるので、そのようなコミュニティに入ると社会資本も築くこともできます。
自分次第といえばそれまでですが、FIRE達成後も社会資本を築ける環境はありますので、社会との繋がりについて特段心配はいらないかなと思います。

私なりのFIRE観③:FIRE人生は、新しい発見、生き方の連続

FIRE人生は、新しい発見、生き方の連続であるということです。

これまでお話したように、FIREに決まった形はありません。
私もそうでしたが、これまでの会社員や公務員の人生というと「何歳くらいでどういう役職に就いて、あるいは出世していくらくらいの年収を得る」みたいな考え方をしている方は世界中、いや宇宙を見渡して300億人くらいいるかと思います。

ただ、FIREするとこういう概念がなくなります。

以前元同僚から、こういう質問を受けました。

「たくろーさん。ビズ●ーチに登録したら、あの会社からこういう役職のこういう年収でスカウト来ましたよ。たくろーさんは良くナイスか?転職したいと思います?」

確かに、私の今よりも年収が高いスカウトでしたが、全く無関心というか魅力を全く感じなかったです。
要はどんなに年収が高くても会社員に戻りたくない、戻れないということです。

人生の軸がこれまでと異なる環境ということですね。
今の私は会社軸ではなく自分軸の人生です。

例えば、あなたが受験で憧れていた高校、大学があったとします。
昔に戻るのではなく今あなたの年齢でその学校に入学したいですか?
高校、大学は年齢制限がないので入学しようと思えば今からでも可能です。
おそらくほとんど人は「もういいや」という回答でしょう。
私も会社員への転職話があっても、会社員は「もういいや」という感想です。

レールの上を走る電車の景色も素晴らしいでしょう。
でも、私は自分でレールを弾いて、自分で景色を創造する人生に楽しみやワクワクを感じるようになりました。
FIREなら、この先どうなるのかわからないという未知、不確定要素の反面、それを含めて新しい発見や生き方の連続を楽しめるということです。

以上が、私のFIRE3年目でわかってきたことです。
FIRE歴5年目、10年目、30年目、50年目で感じること、わかることに変化があるかもしれません。

その時にまたあらためて紹介したいと思います。

まとめると・・・

あなたは食べたい料理を決めて、食材を買いに行きますか?
それとも、スーパーで偶然出会った食材、あるいはたまたま冷蔵庫にある食材から、どんな料理ができるか考えますか?

以上です。

あなたの資産形成の一助になれば幸いです。

是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。

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