FIRE

【ライフスタイル】コロナ後の価値観と生活

昨日、コメンテーターで有名な岸博幸氏の講演を聞いたので、その感想を簡単に紹介したいと思います。

テーマは、「地域と共に創る未来」ということで、アフターコロナの地域社会や人の価値観のお話でした。

講演の詳細は、文末に記載します。

言いたいことは、アフターコロナの生活とFIREのFI(経済的自立)の生活は非常にマッチしているなということです。

コロナ禍で在宅勤務が進み、(私は昨年1年間で出社は5日間程度)、生活の軸が仕事場から、自宅に移りました。

今まで、平日は、帰宅は22時頃。朝は7時頃に出ます。

昼間の自宅付近の状況などわからなかったのですが、在宅により、平日昼間の様子がわかるようになりました。

小学生の通学、地域で仕事をしている人たち、近隣の住宅の変化・・・・

地域社会、コミュニティに関心を持たざるを得ないという状況です。

すると、ますます地域の魅力を感じる機会が多くなります。

何かできそうだなと。

経済的自立が可能になれば、ますます自分がやりたいことにチャレンジできる可能性が高まります。お金と生活のためという仕事の優先順位を下げることができます。

経済的自立とアフターコロナの世界が楽しみです。

次回は、皆さんのためにもう少し頑張ります。

岸博幸氏 講演 概要

以下に概要を記載しますが、私のメモのため、事実と異なる場合もあります。予めご了承ください。

■6/12 岸博幸氏 講演
■主催:久喜青年会議所
■タイトル:地域と共に創る未来
■テーマ:ポストコロナの経済動向と経営戦略
■ジャンル:ビジネス(ウィズコロナ/アフターコロナ)
■聴講対象者:一般市民/経営者
■内容:
・経済に人と世相に鋭い考察力をもって経営戦略を提唱。コロナショックにより、デジタル化等、様々な課題が浮き彫りになった日本社会。
・日本の経済政策や政府の問題点、日本企業の弱み強みといった視点から解説します。

https://www.kouenirai.com/profile/5284

■要旨
〇現在の状況
・今(2021/6時点)は、アフターコロナを考える絶好のタイミング
・コロナ以前に戻るって本当にいいの?
・コロナ前のに日本はよかった?

〇コロナ前の日本
・この23年間デフレ
・日本の経済成長率は、23年間で4%。デフレとはいえ、まあ悪くはない
・それでは、世界は?
・アメリカ、23年で176%の成長率。すなわち、2.76倍に成長。
・中国。1000%以上。すなわち10倍以上成長
・全く働かないフランス。休みとバカンスばっかのフランス。76%。1.76倍。
・日本は4%。
・日本先進国でも圧倒的なIT後進国。
・日本の大企業はリスクをとならくなった。
・だから、成長が全くない。
・イノベーションが全くうまれない

〇コロナ禍
・レアな外的ショックを人類が経験
・これは社会構造変化をもたらす
・昨年の緊急事態宣言下は、人が全くいなかった
・理由は、コロナにかかると生死に関わるという不安があった
・今はなめ切っている
・生死の不安を感じるのは、戦争以来

〇アフターコロナのポイント
・ポイントは2つ
・1つは、デジタル化
・以前から国は働き方改革でテレワークを進めていた
・が、全く進まなかった
・コロナでいっきに進んだ
・在宅勤務や、遠隔教育、遠隔医療・・・・
・遠隔医療は、日本医師会が拒んでいたが、初診も含めフルセットで可能になった
・2つめは、人の価値観多様化
・コロナで新しい経験をした
・生き死にを経験。
・これは、生活の本質的には、健康、環境というのが人の生活に重要であること
・人は、長く過ごした場所の影響を受ける
・今まではそれが会社
・今は、在宅が進み、地域コミュニティを意識
・SDGsが国連のもと、進められているが、コロナ禍とSDGsの相性は非常によい

〇地域社会の以前
・以前は、企業誘致、外国人誘致(インバウンド)。
・これは、税制や特典を与え、誘致するもの。必ず失敗する
・特典がなくなったら、出ていくだけ。それ以外の魅力がない。

〇地域社会の今後
・今後は、地域の魅力を高めること
・成功例を一部挙げると、ヨーロッパ、スペインのビルバオ。
・かつて造船業が盛んだったが、アジアの競争に負け、廃れた
・ビルバオは、昔からの歴史、文化、環境があった
・自分の強みを強化し、観光が盛んになった
・ヨーロッパは昔から、SDGsを進めていた
・日本のどの地域にも何かしら魅力がある
・都市近郊は、資源が少ない場合もあるが、都市近郊ではないとできないこともある
・埼玉1つとっても、色々な地域がある。各々別の魅力。

〇事例 福井県鯖江市
・日本の事例でも、私が顧問をしている福井県鯖江市。
・地方都市で、人口が10年増え続けている
・漆が伝統産業
・技術があるが、応用するのは、漆器くらい。
・若い人は買わない
・若い人にも興味が湧く分野に転用している。最近は大手自動車メーカー、化粧品メーカーと手を組んでプロジェクトを進めている
・漆を中心に地域コミュニティを強化している
・キーワードは循環型経済

〇事例 沖縄県北部
・その他、沖縄の北部。
・1次産業が盛ん。特にパイナップル。非常においしい。1個8000円くらいでも売れている
・今は、ITで簡単に富裕層にも売れる社会
・富裕層は、旨いものにカネを出す
・6次産業化も可能

〇事例 オランダ アムステルダム
・コロナ前は観光都市
・都市部は、家賃が上がり、普通の人は住めなくなった
・コロナで観光が終わった
・アムステルダムは、経済成長を進めないと断言した
・経済成長を進めると、結果的に短期路線に走り、環境面が悪くなる
・SDGsは、長期視点で経済、環境、健康を調和し、持続的発展を遂げるコト
・地域社会に弾力性が求められる

〇日本政府
・有事は、平時と異なるアクションが必要
・政府は、有事でも平時と同じように進めてる
・それがワクチン接種。
・なお、オリンピックは必ず開催される
・小池都知事は、選挙があるので明言は避けているが、やると言っている

〇地域で成功しているリーダーの特徴
・明確な答えはない
・ただ、みんなの意見は聞いている
・自分との反対意見や批判も聞いている
・偉い人でも若い人の意見も聞いてる
・ダメな人は、同じような立場の人のみの意見で判断している。
・自分の不利な話は全てシャットダウンしている

〇菅政権
・良い評価では出せない
・菅さんは口下手
・また、安部政権のときのような、経済ブレインチームを作ろうとしない
・菅さんは、閣僚が指令すれば役人は従うという意見だが、それは20年の役人経験から絶対にない
・これは変えようとしない

以上

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