こんにちは。元リーマン埼玉 (@saitamawoker)です。
私は、2022年33歳で、資産3000万円でサイドFIREを開始しました。
今回は、「これを知ったら買う気が失せる。ざくざくお金が貯まる知識」(マーケティング編)について紹介します。
皆さんの中には、ブログやYouTube等をご覧になって、日々節約の勉強をされている方、また、これから節約を頑張るぞ!という方もいらっしゃると思います。
色々な節約術を学びをそれを真似するだけで節約生活は十分ですが、今回はよくある節約術の背景部分を紹介します。
これを知ることにより、節約を行う上で反射的にこの商品やサービスが自分にとって本当に適切なのか、その価格を払う必要があるのか、判断できる基礎が身に付きます。
内容は大きく2つあります。
一つは、企業のマーケティングです。
企業が皆さんという消費者に、どのようなことを考えて、商品やサービスを売ろうとしているのか、相手(企業)の心理を理解すれば、商品やサービスを購入する際に、冷静になって、購入を判断できます。
もう一つは、企業コスト、特に人件費に焦点を当てます。
節約関連のお馴染みである「新車は買うな」「銀行には行くな」「保険には入るな」「新築マンションは買うな」とかそういう類がありますが、企業のコストに加えて、日本人の平均年収とこれらの企業の平均年収等(人件費)を比較し、もう少しリアルな中身、買う気が失せる事実を見ていきます。
私はこの2つの知識で、商品やサービスを買う気が失せています。
そのおかげで、部屋にモノは少なく、食事も健康的、お金は自然と貯まります。
結果的に、悩みは少なく、健康でストレスフリーな生活を送れています。
目次
前提
企業のマーケティング
マーケティングの基本知識を紹介します。
企業はお客様に自社の商品やサービスをいかにして購入してもらう創意工夫しています。
簡単に言うと、ひっかけや罠を作っています。
もちろん、それらを否定しているわけではありません。
良い面でみると、消費者が購入しやすいように、色々なハードルを下げる努力をしています。
前提2つ目と重複しますが、皆さんが必要な商品やサービスは我慢せず購入した方がよいです。
企業コスト
企業コストを紹介します。
今回紹介する企業の商品やサービスを否定しているわけではありません。
どの企業も素晴らしい商品やサービスを開発し、お客様に提供しています。
もちろん、それらの商品やサービスを必要とする方は我慢せず購入した方がよいです。
今回は、商品やサービスの対価を払う上で、知っておくとよい知識、すなわち企業が何にお金をかけているのか(コスト)、そのコストを我々が負担する価値があるのか、を紹介するくらいです。
企業のマーケティング
- 松竹梅
- あげる商品、売れる商品、売りたい商品
マーケティングの名前や手法は様々あります。
ざっくり、上記のような販売手法を理解していただければ十分です。
企業は、お客様を獲得し、育てていきたいと考えています。
すなわち、新規市場を開発したり、競合からお客様を奪い合ったり、そして、継続してお客様から商品やサービスを購入していただき、さらに購入金額(客単価)を毎年上げていきたいわけです。
なので、上記のような手法でお客様を育てる、客単価を上げる罠をたくさん仕掛けるわけです。
梅→竹→松
ざっくり言えば、消費者心理の観点観から、「松竹梅」の価格設定だと、人間は無意識に真ん中の「竹」を選びます。企業はこの心理を利用し、最低でも竹を買わせるような、見せ方や宣伝を行います。
松竹梅の三つのラインナップがある中で「竹」が最も選ばれる理由として考えられるのは、「極端の回避性」です。
人間には、極端な選択を避けるという心理が備わっており、1番高いものや1番安いものを気づかないうちに避ける傾向があります。
その理由としては、1番高いものは価格的に贅沢に感じる上に納得のいく品質でなかったときに後悔する可能性があり、反対に1番安いものは貧乏に思われることを避けるためなどが挙げられます。
このような心理がはたらくことで、人は3つの選択肢を与えられた際には中間価格帯の商品をつい選んでしまうようになります。
あげる商品→売れる商品→売りたい商品
人が商品やサービスを購入する流れに、以下のようなステップがあります。
“認知→興味・関心→比較・検討→購入”
あげる商品
まず、あげる商品とは、特売品や配布サンプル、店頭での試食・試飲などで、飲食店でいうと生ビール1杯目半額券、あるいは、おつまみ1品無料券等です。
企業側のデメリットとしては、売上はなく逆に販促物のコストや人件費などのコストがかかってしまいますが、メリットとして、ターゲットに認知してもらい、興味や関心を持ってもらう商品で見込み客を集める商品になります。
無料や廉価であることで、最初のハードルを下げることができ、お客様に実際に試してもらうことで企業の商品やサービスの価値を感じてもらうことができます。
売りたい商品
本来であれば「売れる商品」の流れですが、「売りたい商品」からお話しする方が理解しやすいと思うので先に「売りたい商品」について紹介します。
ここでいう「売りたい商品」とは、高額の商品や利益率の高い商品のことです。
経営を行っている以上、利益がなくては従業員を雇うこともできないですし、お客様にサービスを提供し続けることも難しいため、企業は高額な商品や利益の高い商品は売りたいと考えます。
例としては、単価が高く利益の高い商品で儲かる商品で、ラーメン屋でいうと、「特製中華そば全部乗せ」等です。
しかし、本来売りたい商品なのですが、先ほどお話した無料や特売品の「あげる商品」からこの高額の「売りたい商品」を案内しても、幅が大きすぎてせっかく「あげる商品」で興味を持った見込み客も購入する確率は低くなってしまいます。
そのため、「あげる商品」と「売りたい商品」の間にもう一つクッションが必要になります。
売れる商品
それが、「売れる商品」です。
売れる商品とは、お客様が求めている、お客様が購入しやすい商品が必要のことです。
例としては、単価や利益はそんなに高くはないが、お客様が求めており、お客様が購入しやすい商品です。
ラーメン屋でいうと、定番の「中華そば」などです。
節約生活で役立つ事例
それでは、皆さんが日常生活で利用するような具体例3つ、みていきましょう。
・銀行編
・車編
・スマホ編
銀行編
- あげる商品:口座開設(普通預金など)等
- 売れる商品:決済支払いサービス(振込手数料、預入、引出し手数料など)等
- 売りたい商品:ローン、投資信託、保険、外貨預金、相続・信託など
よく節約術で、「銀行に行くな」と言われますね。
銀行店舗に行くと、売れる商品と売りたい商品の罠に引っかかるリスクがあります。
我々、節約家は、銀行に無駄な手数料を払う必要がないよう、ネット銀行等を利用すれば日常生活は十分です。
もちろん、ネット銀行にも売りたい商品はありますから、それらにも注意が必要です。
銀行も商売ですので、高い手数料が長期に発生するような商品を売りたいわけです。
売りたい商品の例は、長期にわたり高い手数料が発生する商品でしょう。
その分、我々は長期にコストを負担することになります。
もちろん、皆さんが必要な商品があれば、我慢せずご利用いただくのがよいです。
車編
- 車種編
- 梅:シエンタ
- 竹:ノア、ヴォクシー
- 松:アルファード、ヴェルファイア
- グレード編
- あげる商品:廉価グレード、中古車
- 売れる商品:標準グレード
- 売りたい商品:上級グレード
自動車メーカーは、非常に販売方法がうまいです。
「新車」「上級車種」「上級グレード」これを客に買わせることがディーラー営業マンの仕事ですね。
高級車を1台売るのと、軽自動車を1台売るのは、営業にかかる業務の手間はたいして変わりません。
当然、高級車を1台売った方が、業務効率が良いのです。
私のような節約オタクを除き、世間一般的には車は見栄の塊です。
車の車種やグレードには、お客様の見栄っ張りに貢献できる罠がいっぱい仕掛けてあります。
具体的には、シエンタの上級グレード(310.8万円)とノアの廉価グレード(267万円)の価格は逆転します。
ノアの上級グレード(389万円)とアルファードの廉価グレード(359.7万円)は価格が逆転します。
この逆転現象をうまく活用し、ディーラー営業マンはさりげなく、上級車種に誘導していきます。
皆さんが本当に必要な車種、オプションか、冷静に判断していきましょう。
ちなみに、私は田舎に住んでいますので車は必須です。
購入するのは、中古車かつリセールを考え購入してます。
なお、価格は2022年11月現在、トヨタ自動車HPの情報です。
格安スマホ編
- 通信プラン
- 梅:1GB 880円/月(データ通信のみ)
- 竹:5GB 1518円/月(音声通話+データ通信)
- 松:20GB 2178円(音声通話+データ通信)
- オプション他
- あげる商品:プチ体験 330円/月(データ通信のみ)
- 売れる商品:データ無制限標準(990円/月)
- 売りたい商品:保証サービス(550円/月)、かけ放題(1210円/月)、データ無制限プレミアム(2200円/月)など
格安スマホは、NTTドコモ、au、ソフトバンクなど大手通信キャリアの携帯料金に比べると非常にお得です。
ただし、格安スマホにも、色々なオプションがあります。
まずは、現状の使用状況に合わせて安いプランを試してみて、必要であれば、適切なオプションを検討いただくとよいでしょう。
なお、価格はマイネオHPの情報です。
企業コストの話
企業コストの話は、次回の記事にて紹介します。
ということで、今回は、企業のマーケティングを理解することで、節約が一層捗る知識を紹介しました。
皆さんの幸福な人生と資産形成に少しでもお役立てれば幸甚です。