こんにちは。元リーマン埼玉 (@saitamawoker)です。
私は、2022年に33歳、資産3000万円でサイドFIREを開始しました。
今回は、資産1000万円で人生が「変わる」というテーマでお話しします。
私は2022年、33歳、資産3000万円でサイドFIREしました。
2023年7月現在は、株高等の影響で資産が4300万円程になっています。
これから1000万円貯めるという方、既に1000万円以上貯められている方、両方の方々いらっしゃいます。
これからの方は、是非この内容を参考にモチベーションを高めて資産形成に励んて頂ければ幸いです。
既に1000万円貯めた方は、自分はどうだったかな~と少し振返っていただき、資産3000万円、5000万円、1億円と進んで頂けますと幸いです。
私は過去、以下のような動画を投稿しています。
【1000万ではダメ】資産3000万円で人生は変わった。
結局、1000万円では人生変わらないじゃんという、ご意見あると思います。
この動画でもお伝えしている通り、私が「人生が変わった」と思える最初の節目は、資産3000万円でした。
資産3000万円ですと、年間の配当金が100万円も可能ですし、実際に私はそうです。
また、資産3000万円でサイドFIRE、セミリタイアしました~という方もいらっしゃるでしょう。
私もそうでした。
以上のように、「人生が変わった」といえるのが資産3000万円です。
しかし、「人生を変える転換期」というのは資産1000万円です。
それでは、なぜ資産1000万円が人生の転換期となるのか、掘り下げていきます!
目次
資産1000万円の保有割合は、日本でも上位の世帯に限られる
毎回お馴染み、野村総研の金持ちピラミッドは登場しません。
資産3000万円以下で区分されていて、資産1000万円の保有割合はわかりません。
金融広報中央委員会の「令和4年家計の金融行動に関する世論調査」(※)を見ます。
※金融資産を保有していない世帯含む
資産 | 単身世帯 | 2人以上世帯 |
資産非保有 | 34.5% | 23.1% |
100万円未満 | 13.4% | 9.2% |
100~500万円未満 | 19.1% | 18.9% |
500~1,000万円未満 | 9.4% | 13.3% |
1,000~2,000万円未満 | 8.1% | 13.5% |
2,000~3,000万円未満 | 4.4% | 7.0% |
3,000万円以上 | 8.8% | 11.7% |
無回答 | 2.4% | 3.4% |
世帯主年代 | 単身【平均値】 | 単身【中央値】 | 二人以上【平均値】 | 二人以上【中央値】 |
全体 | 871 | 100 | 1,291 | 400 |
20歳代 | 176 | 20 | 214 | 44 |
30歳代 | 494 | 75 | 526 | 200 |
40歳代 | 657 | 53 | 825 | 250 |
50歳代 | 1,048 | 53 | 1,253 | 350 |
60歳代 | 1,388 | 300 | 1,819 | 700 |
70歳代 | 1,433 | 485 | 1,905 | 800 |
資産1000万円以上は
- 単身世帯で上位21.3%
- 2人以上世帯で上位32.2%
30代、40代の資産の平均値、中央値を見ても、資産1000万円は平均や中央値を大きく上回っています。
それだけ資産1000万円は貯めるだけの価値、達成したときの価値はあります。
今が資産1000万円を一番達成しやすいタイミング
世の中に目を向けましょう。
消費税増税、社会保険料値上げ(年金、健康保険)、物価高、実質増税(退職金)。
現在、私たちが直面している課題です。
物価高
まず、最近は物価高ですね。
- 電気、ガス、ガソリン等のエネルギー関連
- 食品、飲料、お酒類
- 資材関連
あげればキリがないです。
上記に伴い、飲食店、スーパー銭湯、テーマパーク等も値上げですね。
大阪万博の基本入場料は、7500円で正式決定されてます。
2005年の愛・地球博は、4600円です。
帝国データバンクによると、2022年は約25,000品目、2023年は約35,000品目の値上げとなるそうです。
値上げのピークは収まると予想されるものの、今後も物価高の傾向は続くでしょう
消費税増税
消費税は、「0%→3%→5%→8%→10%」となりました。
今後も15%や20%という案も出ています。
世界的にみると2020年のデータで、
- 1位:27%、ハンガリー
- 2位:25%、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、クロアチア
- イタリア:22%
- イギリスやフランス:20%
- ドイツ:18%
日本も消費税は、増税されていくでしょう。
消費増税と先述の物価高とのシナジー効果でモノ値段はますます上がっていくことが簡単に予想できます。
社会保険料値上げ
昔は、ボーナスから徴収されていませんでした。
2003年より、ボーナスも社会保険が徴収されています。
健康保険料は加盟している健康保険組合により、料率が多少異なります。
全国健康保険協会によれば、昭和22年度が3.60%だった健康保険料率が、平成2年度は8.40%、令和の現在は10.0%です。
さらに、介護保険が平成12年度に0.60%で登場し、現在令和5年度は1.82%です。
厚生年金保険料は、昭和17年度が6.4%から始まり、段階的に引き上げられ、現在は18.3%です。
さらに、雇用保険料も、給与から控除されています。
今後も少子高齢化により、厚生年金保険料、健康保険料、介護保険料、雇用保険料など社会保険は値上げされることが予想されます。
実質増税
最近のニュースで、退職所得控除、配偶者控除、扶養控除、生命保険控除、さらに通勤手当も課税対象の話が浮上しています。
通勤手当は社会保険料の算定対象ですが、所得税や住民税においては一定額まで非課税です。
所得控除の見直しや課税対象の拡大は、実質的な増税となります。
今後も負担は増える一方
物価高や消費増税で、ますますモノの値段は増えていきます。
社会保険料値上げや実質増税で、ますます手取りは減っていきます。
収入は減り、支出は増え、入金力は下がるという構造は避けられない状況です。
それでも、この先の未来よりは、今現在が一番、物価は安く、税金、社会保険料は安い状態です。
この今を一生懸命に生きるしかありません。
良い面は、新NISAが始まること
以上悪い面もお伝えしましたが、新NISAの始動は良い面です。
非課税の枠が、累計1800万円へ拡大します。
夫婦2人であれば、3600万円です。
これから、節約や投資など資産形成を頑張っていきたい方には十分すぎる金額です。
新NISAの説明は割愛しますが、増税や物価高などマイナス面だけではなく、新NISAなどプラス面にも目を向けて、最大限に活用できる公的制度は活用していきましょう。
その他、確定拠出年金やiDeCo、自営業でしたら、経営セーフティ共済、小規模共済など国が珍しくPRしている節税対策があります。
是非、有効に活用していきましょう。
資産1000万円が人生に与える好影響
本題です。
- なぜ、資産1000万円が人生の転換期か?
- 結論、資産1000万円貯まるとどうなるのか?
この回答は以下です
- 自信と安心を得る
- 節約習慣が定着し、そしてお金を使う価値観が定まってくる
- 資産増加スピードが速まる
自信と安心を得る
自信ポイント=貯めたということ
資産1000万円は、
- 単身世帯でも、上位21.3%
- 2人以上世帯でも、上位32.2%
それだけ、資産1000万円を貯めることは容易ではなく、資産1000万円があることの価値が存在します。
周囲と比較をすればよいというわけではありませんが、周囲は1000万円も貯められていないのです。
それだけ貴重な存在でもあります。
安心ポイント=自分らしくいられること
資産1000万円あれば、万が一「会社が嫌になった」「病気になって働けない」状況でも、少なくとも数年は生活できます。
総務省統計局の家計調査報告では、2022年の二人以上整世帯では、月平均29万円、単身世帯では、月平均16万円の消費支出です。
簡単な計算ですが、二人以上の世帯では3年弱(約34カ月)、単身世帯では約5年(約62カ月)、生活ができます。
これは大きな安心といえるでしょう。
嫌な上司など会社に媚びる必要はありません。
生活面への不安が軽減できている状態です。
嫌われる勇気に近いかもしれませんが、嫌だったら「会社を辞めても良い」「周囲に嫌われてもよい」という意識を持てます。
あまりにも、他者や周囲を気に過ぎると疲弊します。
資産1000万円は、他者を気にする人生から、自分本位の人生に転換していけます。
他者に迷惑をかけなければ、自分を犠牲にせず、自分本位の人生を歩めるでしょう。
いきなりセミリタイア、サイドFIREはハードルが高いかもしれません。
でも、様々なチャレンジに積極的になってみてもよいでしょう。
少し副業にチャレンジして自分の視野を広げてみてもよいですし、会社からの評価等も気にせず、有給も積極的に取得し、自分の好きなことにもチャレンジしてもよいです。
もちろん、会社のお仕事に夢中になってもよいですし、ご家族の時間を大切にするのもよいです。
そのような形で、資産1000万円は、人生の選択肢を広める転換期になりえます。
節約習慣が定着し、そしてお金を使う価値観が定まってくる
資産1000万円を貯めるには、収入の多寡にかかわらず節約習慣が必要です。
これは、なんでも安いものを購入すればよいというわけではなく、自分にとって不必要なものは削るイメージです。
私にとって筋肉は必要、体脂肪は不要
健康的な体づくりを目指しています。
そのため、肉や魚は積極的に買います。
しかし、スーパーや外食でお菓子、ラーメンなどの炭水化物、コンビニ弁当、スイーツはほとんど購入しません。
結果的に、毎日仕事帰りにコンビニによることもありません。
これだけで、1日400円×週平日5日で1ヶ月約8千円、1年間で10万円の支出を抑えられます。
住環境は大事、でも住居への見栄はない
新社会人の2年間ほどは見栄の塊でした。
東京のブランド住宅エリアで家賃月10万円以上払っていました。
社会人3年目以降は実家暮らしです。
現在も埼玉の実家と、西日本のシェアハウスで二拠点生活していますが、家賃はゼロです。
もちろん、生活費は実家に払っています。
西日本は業務の契約上、無償提供いただいています。
他者ではなく、自分本位の価値判断軸を
以上は、簡単な例ですが、何が自分にとって大切で、何が自分にとって不要か、資産1000万円を貯める過程でその価値判断軸が明確になります。
その価値判断は、いわゆる見栄や他者の視線など他者軸の価値観ではなく、自分本位の自分軸になります。
価値観が自分軸になることで、不要なものにはお金を使わなくなり、本当に必要なものだけにお金を使います。
これが結果的に節約に繋がります。
資産増加スピードが速まる(r>gを経験する)
資産形成は大きく3つ存在すると個人的には見ています。
種銭作り、資産運用(投資)、レバレッジ(借入等による不動産投資等)です、
種銭作りと資産運用
ここでは、種銭作りと資産運用に触れます。
投資をするにも、元手がないとできません。
まさに、資産1000万円の過程が種銭づくりです。
種銭作りは、入金力の勝負です。
「入金力=収入ー支出」
そして、入金力を上げるには、以下の方程式を解く必要があります。
「Max入金力=収入upー支出down」
収入を上げることは難易度が高いです。
そのため、支出を抑えることに注力します。
先ほどの事例でも紹介したことを実践し、投資に必要な種銭を作るわけです。
資産1000万円でようやく投資へのスタートになります。
具体的には、労働収入だけでなく、投資の収入を実感するタイミングでもあります。
資産1000万円に至らなくても、もちろん投資にチャレンジしている方も多いと思います。
しかし、入金力を完全に投資に振り切るという方は少ないでしょう。
ある程度、生活の余裕資金に目途が立ち、リスクに対する許容範囲がわかれば、投資に振り切ることも可能です。
r>g
という言葉もあります。
rは資本収益率です。
簡単に言うと、投資による収益です。
一方でgは経済成長率です。
日々の労働で得る給与所得の上昇率などです。
つまり、働いて得る賃金よりも、株や不動産に投資して得られる収入の方が多いということです。
これを実感できるタイミングの目安が資産1000万円になってきます。
資産1000万円で現預金100%ですと、資産収益はほぼゼロです。
一方で極端ですが、全世界株式に100%投資していれば、年平均7%の利回り(過去30年実績)となります。
現預金のままですと、10年後も資産1000万円は、1000万円のままです。
しかし、全世界株式ですと、72の法則より、追加投資など一切何もしなくても、10年間で資産1000万円は2倍の2000万円になります。
これが、r>g効果の実感です。
かくいう私も、2016年に170万円だった資産が、3年後の2019年に1000万円に達しました。
2019年に1000万円だった資産が、2020年に2000万円、2022年に3000万円、2023年に4000万円と増加していきました。
もちろん、副業など励んだことも含みますが、資産収入の効果を肌で実感しています。
資産1000万円で、なぜ人生が変わるのか?
- 資産1000万円は、日本でも単身世帯では上位21%、二人以上世帯でも上位32%で価値があり、自信がつくから
- 資産1000万円あれば、嫌なことは辞められる安心感があるから
- 資産1000万円を貯める過程で、他者から自分本位の価値観が定まってくるから
- 資産1000万円を資産運用開始することで、r>gの効果を実感し、資産増加スピードが速まるから
Wish you the best!