資産1000万円までは、下りエスカレーター逆走
資産1000~3000万円は、上りエスカレーター
資産3000~5000万円は、エレベーター
資産5000万円~1億円は、高速エレベーター
資産1億円以上は、筋斗雲に乗る孫悟空
はい!こんにちは。元リーマン埼玉です。
今回は「資産6000万円 豊かな人生へ」というテーマで紹介します。
私は2022年、33歳の時に資産3000万円で会社員を退職し、サイドFIRE人生に突入した、独身ぼっち、コミュ障、人見知りの挙動不審でございます。
現在はサイドFIRE生活3年目となり、資産が6000万円に到達しました。
今回は資産が6000万円に達すると人生にどんな変化があるのか見ていきたいと思います。
また、2024年11月23日土曜日のお昼から、大阪市北原で岡安商事株式会社さん主催のセミナーに登壇します。
こちらでは、資産6000万円を達成した運用方法、サイドFIRE生活などについてお話しいたします。
会場セミナーです。
他の参加者さんとの質問応答などを通じて、あなたのお悩みの払拭や資産形成のモチベーションを高めて頂ければと思います。
10月に実施したWEBセミナーでは、次のようなご感想もいただきました。
「家族持ちで正直FIREしたいが諦めていた。でも、たくろーさんの話を聞き、やはり諦めたくないと思った。」
会場セミナーでは、私の話よりも、他の参加者さんの感想や質問で自分の人生を実現する「きっかけ」を得られると思います。
お申込みは、11月13日(水)までにお願いいたします。
最低開催人数に達しないと、セミナーが開催されない可能性もございます。
是非、11月13日(水)までのお申込み、そして皆様の応援をお願いいたします。
大阪でお会いしましょ~。
私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、あなたの人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべてはありのままに生きるために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に人生を自分のものにしていきましょう!
目次
ますます自信が高まる
資産6000万円の人生変化、一つ目は「ますます自信が高まる」ということです。
これは、資産3000万円、5000万円でも同じ傾向ですが「ますます」という表現が少し強調されます。
私たち、資産形成を頑張る者においては資産6000万円はこの「自信」を高めてくれる存在です。
自信というと漠然としますが、これをもう少し解像度を上げると「自己効力感」が高まったからといえます。
自信は大きく2つあるようです。
- 自己効力感:行動や成果に対しての自信(自分はできると考えられる)
- 自己肯定感:自己の存在に対しての評価(できる、できないは関係なく自分を受け入れる)
自己効力感が高まる
資産形成においては、次のようなことが自己効力感を高めてくれます。
- 行動:「多方面から情報収集を行う」「節約など家計の見直しを行い無駄な支出を削減する」「複業など収入を高める」「これらの行動を長く継続する」
- 成果:その行動の結果として資産が増える
野村総合研究所の金持ちピラミッドによれば、負債や不動産を含まない純金融資産「6000万円」は準富裕層と定義されます。
準富裕層の割合は、日本の世帯の上位8.8%に入ります。
資産家の親からの相続など棚ぼたを除けば、間違いなく少数派で一定の努力がないと入れません。
これらの成功体験が自己効力感、自信に繋がっていきます。
この自信が高まれば、さらなるチャレンジ精神やモチベーション維持にもなります。
自己肯定感も高まる
一方、「自己肯定感」も高まります。
私自身、節約など資産形成を始めたのが7年前の28歳頃になります。
それまでは、ストレス発散のため毎月のように高額な飲食代、終電を逃しタクシー代の発生、現実逃避のため遠方に旅行、見栄を張るためのブランド品への欲望など今とは真逆の生活を送っていました。
当時自分では幸福になると思ってお金を使っていましたが、その時一瞬は幸福感を感じるものの長続きせず、またストレスでお金を使うという負のサイクルに陥っていました。
ただ、こういう過去を受け入れること。
「ダメだった」「出来なかった」過去を受け入れることで「自己肯定感」も高まっている感じがします。
これらの「自己効力感」「自己肯定感」から「自信」がますます高まり、持続的な幸福感に繋がってきていると思います。
そして、ダメだった自分の過去を受け入れる「自己肯定感」により、ますます「他者も受け入れる」ようになる。
もう少し具体的に言うと「誰に対しても」「謙虚」「低姿勢」で接することができるようになる。
誰に対してもですので、職業、年齢、社会的地位など関係なくです。
会社員のケースだと50代の部長でも20代の新入社員にも謙虚、低姿勢で接するイメージです。
もっと言うと顧客の企業ではなく、仕入れ先やいわゆる下請けとなる会社の若い社員にも謙虚、低姿勢で接するイメージです。
仕事のミスやトラブル等があっても「感情的」になって接するようなことはない、ということです。
私は個人事業主で中小企業診断士という仕事をしており、中小企業の経営者とお会いする機会が多々あります。
特に歴史ある老舗の中小企業経営者は地元の名士であり、地主など資産家一族である傾向があります。
そのような方々は傾向として、非常に謙虚、低姿勢です。
見栄を張る、横柄な態度やマウントを取るような人は非常に少ない傾向ですね。
もちろん、事業で急成長を遂げたケースや小金持ちの経営者さんは多少そのようなケースも散見されます。
謙虚、低姿勢である要因は
- 他者の信頼を得られるから
- 有益な情報が集まってくるから
など、ビジネスメリット、社会的メリットを理解しているからという面もあると思います。
しかし、やはり経営者ご自身の「自信」が謙虚、低姿勢にさせているものと思います。
逆に、高圧な態度や虚勢、マウント、見栄などはどこか自分に対する「自信」の無さの顕れかもしれませんね。
資産増加の速度がエグくなる
資産6000万円の人生変化、二つ目は「資産増加の速度がエグくなる」ということです。
逆を言うと、資産下落もエグくなります。
直近、2024年8月頃、日経平均株価の過去最大下落の時には、私は約1000万円の資産下落となりました。
しかし、資産の増減については資産6000万円までの過程でたくさん経験してきているため、ほとんど気にならなくなります。
皆様ご存知のように、日本は超少子高齢化、人口減少、人材不足、物価高騰、円安、でも給料はなかなか上がらない、むしろ手取りは減少するなど生活する難易度としてはハードモードに突入しているかと思います。
特に直近では2025年問題があります。
団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳以上の後期高齢者となり、日本が超高齢化社会を迎えることで、さまざまな社会問題が発生されることを指します。
社会保障などお金と医療や介護などの支援や協力がかかる世代がめっちゃ増えて、社会保障等の仕送りや労働、支援や協力を行う現役世代がめっちゃ減っていくというものです。
そのような社会環境での資産形成イメージは次の通りです。
- 資産1000万円までは、下りエスカレーター逆走
- 資産1000~3000万円は、上りエスカレーター
- 資産3000~5000万円は、エレベーター
- 資産5000万円~1億円は、高速エレベーター
- 資産1億円以上は、筋斗雲に乗る孫悟空
現在の社会状況は、資産が少ない状況だと資産形成においては逆風状態です。
下りエスカレーターを逆走で上るイメージです。
大変ですよね。
資産100万円を全世界株式の過去30年平均利回り8%、追加投資は一切なしで運用したとする。
- 5年後 :約150万円
- 10年後 :約220万円
- 20年後 :約500万円
20年かけて、資産100万円から500万円なら、投資せずに労働による貯金でも十分達成可能ですね。
これなら投資よりも労働を頑張り、自分で稼ぐことに振り切った方がよいです。
資産6000万円を同様に運用すると、
- 5年後 :約9000万円
- 10年後:約1億3300万円
- 20年後:約2億9500万円
20年かけて6000万円から2億9500万円は、2億3500万円のプラス。
年間平均1,175万円のプラス。これは労働による貯金ではなかなか増やせないものです。
これが高速エレベーター、筋斗雲のパワーですね。
お金持ちがさらにお金持ちになる所以「r>g」の威力です。
資産収入の伸び率が労働収入の伸び率を上回るヤツです。
私自身もいざ振り返ると
- 社会人スタートから資産1000万円まで約6年
- 資産1000→2000万円まで約2年
- 資産2000→3000万円まで約1年
- 資産3000→4000万円まで約1年半
- 資産4000→5000万円まで約8か月
- 資産5000→6000万円まで約10か月
もちろん、この結果は株式相場の好調、不調の波も含みます。
ただ、1000万円を貯めるまでに約6年の年月を費やしました。
1000万円が貯まると、資産形成の方法を掴み、モノゴトの価値判断基準も身についてきて、安定して資産が上積みされる状態となりました。
以降、簡単なシミュレーションですが、過去30年の全世界株式の平均利回り8%で、追加投資は一切なしで放置すると
- 6000万円→1億円まで6年5か月
- 1億円→2億円まで8年9か月
- 2億円→3億円まで5年2か月
野村総合研究所の金持ちピラミッドでは、負債や不動産を含まない「純金融資産1億円以上が富裕層」「5億円以上が超富裕層」と定義されます。
私は未知の世界ですが、実感として富裕層を感じられるのが3億円程と資産形成のYouTuber界隈で言われています。
ということで、資産6000万円から富裕層の実態に近い3億円までは約20年の時間が到達する目安となります。
これを長いと思うか、短いと思うかはあなた次第でしょう。
もちろん、これは追加投資が一切なしのケースですので、追加投資を行えば必要な時間は短縮できます。
ただ、資産6000万円から毎月20万円を積立投資しても3億円までは16年4か月。
毎月30万円を積立投資しても15年です。
この金額の資産になると、月20~30万円の積立では大きく時間を短縮することは難しいようです。
生活の実態は資産100万円の時と大きく変わらない。でも、・・・・
資産6000万円の人生変化、三つ目は「生活の実態は資産100万円の時と大きく変わらない」ということです。
生活の実態は、資産100万円の時から変化なし
生活の実態について。
私の属性をベースにお話しします。
端的に言うと、生活水準は資産100万円で節約生活を始めた時から変化はほとんどありません。
生活の派手さは「浪費家時代=お金がなかった時」の方が断然に高いです。
現在も引き続き、安定した独身ぼっちですので、実家を拠点にした生活は継続。
もちろん、長年の節約生活で無駄な浪費はしません。
大きな変化では、外食の際は値段を気にせず、飲食できるようになったことですね。
たまに知り合いの方と外食といいますか「会食」に行きますが、「飲食代がいくらになるんだ」という不安を感じずに、その時間を楽しむことに集中できるようになったのは心の面でも非常に大きいです。
もちろん、節約時代はこのような会食は無駄遣いに近かったと思いますが、今は考え方も大きく変わりました。
生活実態が大きく変わらない理由は考え方もそうですが、単刀直入に「お金を持っていない」からです。
資産6000万円なのにお金を持っていないとは「なんぞや!」というご意見もあるかと思いますが、本当にお金を持っていないのです。
私の生活防衛資金、つまり現預金は100万円ほどです。
残りは全て投資に回しています。
また私はサイドFIRE民ですので、毎月の現金収入は会社員時代よりも減っています。
そもそもお金を使える現金、お金がないのです。
これが生活水準に変化がない「直接的」かつ「根本的」理由です。
もちろん、資産を取り崩せば生活水準は上がりますが、現在は取り崩しはしない方針でおります。
なので、使えるお金がそもそもあまりないのです。
でも、お金を「貯める」ことよりもお金の「減らし方」に意識が変わる
資産6000万円の人生変化、三つ目のもう1つは「お金を「貯める」ことよりもお金の「減らし方」に意識が変わる」ということです。
つまり、「いつ、どのように」お金を使うか意識の変化です。
先ほど、使えるお金がそもそもあまりなく、生活水準はあまり変わらないとお話ししました。
もちろんこれは事実ですが、最近は「お金を使う」ことを意識してますので、毎月の積立金額(投資に回すお金)は減らしています。
いくら収入が多くても、資産形成中で収入の大部分を投資に回す場合はなかなかお金は使えません。
投資に回すお金を少なくし、自由にお金を使えるようにすれば、徐々にお金を使えるようになります。
このお金を貯める、使う、あるいは残すという考え方は次の書籍から大きな学びを得ることができました。
- 敗者のゲーム:チャールズ・エリス (著)
- 投資系YouTubeではよくインデックス投資の紹介で引用されますが、お金を使って死ぬというよりもお金の残し方、未来(子孫)に託す考え方にも学びを得ました
- 資産運用を自分1人の人生ではなく、一族、子供や孫も見据えた資産運用の考え方です
- お金のむこうに人がいる:田内学 (著)
- 社会をお金中心ではなく人中心に考えるということ、お金には価値がないということです。
- DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール:ビル・パーキンス (著)
- 人生は思い出づくり。お金を使うということ
- お金の減らし方:森 博嗣 (著)
- これも「DIE WITH ZERO」に近く、お金に縛られない人生を知ることができます
本要約チャンネルではないので紹介はこの程度とします。
いずれにしても、私たちはお金を貯めるために生きているのではありません。
節約をしてお金を貯めるのが人生ではありません。
もちろん、資産形成時期では、ある程度我慢するときは大事ですが、その後お金を使えば幸せになるとも限りません。
私は現在は「死ぬときに後悔しないこと」をモットーに生活をしています。
もちろん、資産6000万円で「何でも」「いつでも」お金を使えるわけではありません。
が、モノゴトを実行する際の判断基準(優先順位)は大きく変わったような気がします。
それは、次の通りです。
- 以前:お金中心
- 何かを実行(購入)する際に、お金がいくらかかるのか、現在、将来の生活(資産形成)に影響を及ぼさないかという不安との葛藤を基準とする
- つまり、お金が結構かかるなら、やりたいという自分にとっての「価値」を諦めるということ(経済学では「効用」ですね)
- 現在:気持ち中心
- 何かを実行(購入)する際に、実行(購入)しなかったら、死ぬときに後悔するのか、後悔しないのかという価値を基準とする
- つまり、お金がかかろうが、死ぬときに後悔しないように自分にとっての「価値」を追い求めること
死ぬときに後悔することのトップ5は次の通りと言われています。
- 他人が自分に期待するような生き方ではなく「自分らしく生きればよかった」
- あんなに一生懸命「働かなくても良かった」
- 言いたいことを我慢せず「はっきりと口に出せばよかった」
- 友人関係を続けていれば良かった。「もっと友達と連絡をとれば良かった」
- もっと自分の幸せを「追及すればよかった」
ちなみに、緩和医療医の「大津秀一」さんによる「死ぬときに後悔すること25」には
- 「もっと働けばよかった」
- 「もっとお金を貯めればよかった」
- 「もっとお金を稼げばよかった」
は入っていません。
お金を貯めること、使うことは人生の手段であり、目的ではありません。
死ぬときに後悔しないように、お金を使っていければと思います。
働くことによる幸福の実感を再認識するようになる
資産6000万円の人生変化、四つ目は「働くことによる幸福の実感を再認識するようになる」です。
この内容をご覧の方は、FIREしたいという方も多いでしょう。
現在、私はサイドFIRE民ですので、自営業として一応働いております。
FIREという言葉が流行った後「FIRE卒業」というのも話題になりました。
仕事を辞めたくてFIREして会社員を退職したのに再び会社員に戻るというケースです。
この気持ちは非常に理解できます。
FIREという人生の手段を実行すれば「自分は幸せになれる」と思ってFIREしても、やはり自分の中で幸せの価値観が定まっていないと幸福感を保てないんですよね。
先日、私は「映画ビリギャル」のモデルとなった「さやか」さんの講話を聴きました。
彼女はアメリカのコロンビア大学に留学し「認知科学」を学んだようです。
その講話で「幸せ」について科学的にお話しいただき、それはまさにFIREという概念にマッチすると私は思いました。
幸せは「2種類」あるようです。
- ヘドニック・ウェルビーイング(Hedonic well-being)
- ユーダイモニック・ウェルビーイング(Eudaimonic well-being)
「Hedonic」は「快楽」とも訳され、ポジティブな感情(心地よい、嬉しい、楽しい)にいるような状態。
「悲しい」「つらい」といったネガティブな感情も少なく感じる状態。
ハワイのビーチで何もせず寝っ転がる感じ。「まじ、最高~なんすけど」の状態。
皆さんがイメージしている「FIRE(ファットFIRE)」の状態ですね。
古代ギリシャのアリストテレスさんは、こう言っている。
「残念だけど、それだけでは人は幸せになれない」
なぜなら、Hedonic的な幸せは「一時的な幸福感」であり、人はこの状態に慣れて飽きてしまう。
恐らく、これがFIRE卒業の原因。
そして、アリストテレスさんは、長期的に本質的に幸せになりたいなら、「Eudaimonic well-being」を目指せという。
「Eudaimonia」はギリシャ語で「精神状態が良いこと」を意味する。
「人生における意義と目的,または良好な精神的機能」といった定義がなされ「人生の意味」がその中心的な要素であると考えられている.
アリストテレスさんはこう言っている。
「意味や目的のある人生の中で、自己成長や自己実現を通して得られる幸福感こそが、人を本当の意味で幸せにするよ!」
スポーツや吹奏楽などの部活、文化祭など真剣に取り組んだ経験ありませんか?
みんなで一生懸命準備したり、練習したり、そして大変なことに乗り越えた「なんとか成し遂げた瞬間のアレ」です。
自分の能力を生かして、何かを達成したり、成長できた!と感じられる経験から得られる幸福感。
まさに、ドジャースで世界一になった「大谷」さんが目指していたヤツです。
これです。
これがないと自分が幸せになるために「FIRE」したとしても、「なんか違う」となりFIRE卒業や、なんかFIRE人生は退屈だなと「後悔」してしまう可能性もある。
もちろん、この変化は資産6000万円だけでなく、サイドFIRE生活が3年目だからという複合的な要因はあります。
ただ、実際に現在は資産6000万円の状態ということで、今回お伝えいたします。
お金に価値がないのでは?と疑問が湧いてくる
資産6000万円の人生変化、五つ目は「お金に価値がないのでは?と疑問が湧いてくる」です。
これは「お金に価値がない」と「断言」ではなく「疑問が湧いてくる」ということを強調します。
繰り返しになりますが、皆様ご存知のように、日本は超少子高齢化、人口減少、人材不足、物価高騰、円安、でも給料はなかなか上がらない、むしろ手取りは減少するなど生活する難易度としてはハードモードに突入しているかと思います。
特に直近では2025年問題があります。
団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳以上の後期高齢者となり、日本が超高齢化社会を迎えることで、さまざまな社会問題が発生するとされることを指します。
社会保障などお金がかかる世代がめっちゃ増えて、仕送りを行う現役世代がめっちゃ減っていくというものです。
この延長に2030年問題、2040年問題など超少子高齢化社会を脱出するまで問題は続くでしょう。
そのような不安があるがから、私も含め皆さん、老後にも向けてお金を貯めている方が多いと思います。
地球上の水の総量は大昔から変わらず、14億㎦といわれます。
それは、蒸発したり雨になったり地球上で循環されているからですね。
田内学さんの書籍「お金のむこうに人がいる」によれば、「お金は地球上を流れる「水」」。
つまり、自分個人で見ればお金は増える減るはあるが、社会全体で見れば、ただ移動しているだけ。
その移動の財布は「政府」「企業」「個人」の3つ。
となると、後期高齢者の個人に政府は雨を降らせて、現役世代の個人の水は我慢せざるを得ない状況(水不足)となります。
極端な表現ですが、現役世代は水不足の中で生きていく必要があり、人生がハードモードとなるわけです。
なので、現在は日本国内だけでなく全世界株式やS&P500など外国の企業の利益の一部、恵の水を投資を通じて分けていただくのが、現役世代の生存戦略でしょう。
お金は雨の水のように、地球上で循環されて天から降ってくるものではありません。
自分で稼ぐか、自分以外の人に稼いでいただく必要があります。
つまり、多くの人が高齢者となり働けなくなり、実際に働く人がいなければ、自分以外の人に働いて稼いでいただくのも難しいものとなります。
もちろん、世界的には人口は増えているので、外国人に働いてもらえればいいというご意見もあるでしょう。
しかし、外国人も日本以外にも働く国はいっぱい選択肢があります。
円安など円の力が弱くなれば、日本で稼げないから外国人は日本で働く魅力は薄まるでしょう。
外国人が日本のために働かない状況になったら、日本国内にも日本国外にも働く人がいなくなり、老後にお金を持っていても、医療、介護、食糧、住居、衣服など老後に必要な商品やサービスを受けれなくなります。
そうなると、老後のためにたくさんお金を持っていても意味がなくなります。
まさに、「無人島にお金を持って行っても意味がない」状態です。
少し話は飛躍しますが、このような感じで「徐々にお金の価値について疑問」が湧いてくるようになりました。
作家の橘玲さんの「幸福の資本論」によれば、「幸福」=「社会資本」「人的資本」「金融資本」で定義される。
日本国内は労働力不足、外国人も日本で働く魅力がないとなれば、例え自分が金融資本、お金を持っていても、商品やサービスを提供してくれる人がいなくなります。
となると、やはり、私たちが幸せになるには、他者との繋がりである「社会資本」を構築し、健康や自分でできる能力である「人的資本」を高め、「Eudaimonic well-being」である自己実現や自己成長を得られる経験に自分の時間を費やすことがひとつのヒントになるかもしれません。
まとめると・・・
私が中学校3年生のときに「人生で大切なことや目標を書きましょう」とお題がありました。
そして、クラス全員が各々考えを短冊に書き、教室の壁に貼ってありました。
中学3年生なので「偏差値60を目指す」や「努力は裏切らない」など書いてある中で、「人生に大切なこと」は「1人だけ」こう書いてありました。
「筋トレ」
この人は、約20年前の15歳の時に「筋トレが人生を変える」と人生を達観していたかもしれません。
以上です。
是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。