資産は5000万円は、自分にとってはFIREのFI(Financial Independence)が確立され、REに突入するタイミング。
REは、Retire Earlyではなく、RestartのRE。
もちろん、人によっては、リスタートのスイッチが早期退職かもしれません。
是非、あなたのリスタートの参考になればうれしいです。
こんにちは。元リーマン埼玉 (@saitamawoker)です。
今回は、「資産5000万円 新しい人生が始まる」というテーマで紹介いたします。
2024年2月現在で、私の資産額が5,000万円を超えました。
私の1つの目標であった「準富裕層」になることができました。
FIREやセミリタイアを意識し始めた30歳頃のタイミングでは、40歳までに資産5,000万円に到達すればよいな~くらいで考えていました。
しかし、株高等の影響もあり、35歳で達成することができました。
当初目標より5年早く達成です。
今回は、資産5000万円の達成「方法」ではなく、資産5,000万円達成した人生観、人生の変化について触れていきます。
是非、あなたの資産形成の一助になれば嬉しいです。
私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべては、ありのままに生きるために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に、人生を自分のものにしていきましょう!
今回の流れは次の通りです。
- 資産5000万円の位置づけを確認します
- 資産5,000万円までの道のりを簡単に紹介します
- 資産5,000万円を達成し、人生にどんな変化があるのか紹介します
具体的には、3人の有名YouTuberの方々のご意見について、資産5000万円を達成した立場として私の率直な所感をお話しします。
この内容をご覧頂いている方の中には、次のような方がいらっしゃるでしょう。
- 資産1億円以上あるよ!という方
- 貯金を始めたばかりで資産5,000万円なんて遠すぎてイメージ湧かないという方
資産5,000万円以上ある方は、ご自身を振り返る参考になれば幸いです。
資産5,000万円、3000万円、1000万円を目指している方は、あなたの資産形成のモチベーションアップになれば幸いです。
目次
前提
資産5000万円に到達した際の人生変化においては、皆さんが置かれているライフステージ等により人それぞれです。
今回はあくまでも、以下の視点で私の独断と偏見、主観的にお伝えします。
- 前提
- 35歳独身、ぼっち
- コミュ障
- 人見知り
- 挙動不審
- 埼玉県在住
資産5,000万円の位置づけ:日本の世帯上位8.6%
野村総合研究所によると、2021年の世帯の純金融資産保有額は次の通り。
分類 | 世帯数(単位:万世帯) | 割合 |
超富裕層 | 9.0 | 0.1% |
富裕層 | 139.5 | 2.5% |
準富裕層 | 325.4 | 6.0% |
アッパーマス層 | 726.3 | 13.4% |
マス層 | 4,213.2 | 77.8% |
合計 | 5,413.4 | 100% |
資産5,000万円以上の準富裕層以上の世帯は、日本全体で上位8.6%の世帯に該当。
偏差値で言うと、ざっくり「63以上」に該当。
日本全体を母数としているので、高校受験の偏差値をイメージして頂ければ近しい感覚でしょう。
お住まいの都道府県のトップ高校ではないが、地元の有力な進学校という位置づけが当てはまるかもしれません。
資産5,000万円も、達成には確かな努力は必要だが、決して難しい金額ではないことが言えます。
因みに、上位2.6%以上に該当する資産1億円以上の富裕層は、偏差値70相当です。
こちらは、地元のトップ高のイメージでしょう。
ざっくり、1クラス40人(40世帯)のトップという位置づけです。
資産5,000万円までの道のり:2016年に節約生活に目覚めて約8年
私は、2014年に新社会人となりました。
しかし、新卒入社後の2年間は浪費家で、入ってくる収入はほぼ全て使い切る状態でした。
2016年3月の資産額は170万円。
そこから節約と貯金を始めて、2024年2月に資産額5,100万円となりました。
資産推移の過程は次の通りです。
2016年 :資産100万円
2019年7月 :資産1,000万円
2020年12月 :資産2,000万円
2021年12月 :資産3,000万円
2022年5月 :サイドFIRE開始
2023年4月 :資産4,000万円
2024年2月 :資産5,000万円
2016年以降は倹約に目覚め人生のストレスが減った
2016年以降は、仙人のような倹約生活を始めました。
これまでの動画でもお伝えしていますが、2016年以降数年間、会社へのお弁当はゆで卵2個のみで生活していました。
これも倹約のためというきっかけもあります。
ただ、倹約以上のメリットもありました。
タンパク質補給、炭水化物抜きダイエット、食事後の午後は眠くならない等、仕事のパフォーマンスや健康面、体調面にもかなりのメリットを享受できました。
一見、倹約と聞くと次のようなマイナスイメージを持たれるでしょう。
- ひもじい
- 我慢
- 貧しい
- ストレスが溜まる
しかし、私にとって倹約とは
- 貯金ができ経済的豊かさに繋がる
- 体調や体重管理にも繋がり、体調面、健康面にプラスの影響をもたらす(ただし、過度な食事制限はNG)
- モノゴトの価値判断基準が身に付き、自分にとっての本当の豊かさ、精神的豊かさ、幸せが見つかってくる
等の様々なプラス影響がありました。
結果的にストレスも軽減され、人生の幸福感を増すことができました。
2019年以降資産が1000万円に増えたが物欲が減った
2019年以降の資産増加は、転職と副業で入金力が増えたという側面ももちろんあります。
ただ、一番大きいのは、コロナ後の株価急回復の波に乗れたことと感じています。
これは運の要素です。
自分の資産推移をこのように可視化すると、資産が減るのが気持ち悪くなります。
そのため、ますます節約意識も高まりますし、物欲が上がりません。
なかなか資産形成のモチベーションが保てないという方は、是非一度、これまでの取組を可視化することをお勧めいたします。
配当金は精神面の安定に
また、これまでの配当金も公開いたします。
直近は、年間100万円近くの配当金を受け取っています。
2020年のコロナショックのタイミングで日系個別株や高配当の米国ETFを仕込みました。
現在は、サイドFIRE生活中です。
収入が不安定な状況において、一定の不労所得は精神面の安定をもたらしてくれます。
大変有り難いです。
全ては積み重ね
資産5000万円まで蓄えるのに、確かに時間はかかります。
私は株価の回復や、転職、副業など外部環境にも恵まれて、資産100万円から約8年で到達できました。
中には、資産1000万円も遠い、3000万円、5000万円も夢の夢だという方もいらっしゃるでしょう。
でも、大丈夫です。
この内容をご覧頂いている時点で、あなたの意識や行動力は相当高いです。
数あるブログやYouTube動画から、ココにたどり着いているんです。
あなたの情報収集能力は、かなりものです。
資産5000万円までは、確かに時間はかかります。
達成したその時、未来の自分をイメージして日々できることをやっていきましょう。
資産5,000万円を達成し、人生にどんな変化があるのか?
ここでは、実際に資産5,000万円を達成した3人のYouTuberの方のご意見をもとに、実際のところ私はどうなのかを見ていきます。
参考にするYouTuberは、私の独断と偏見で
- 「ミニマリストゆみにゃん」さん
- 「ナスビのマネー講座」さん
- 「Genki Nishida」さん
のご意見を参考にさせていただきます。
繰り返しになりますが、お三方とも実際に資産5000万円を達成された方のご意見となります。
参考にした動画はご覧の通りです。
詳細は概要欄のリンクをご覧ください。
- 概要欄
人生変化の切り口は、橘玲さんの「幸福の資本論」に基づき、「社会資本」「金融資本」「人的資本」の観点です。
そして、「幸せ・人生観」を加え、4つの観点で紹介します。
それぞれの定義は、ざっくり次の通りです。
- 社会資本:人間関係や社会との繋がりについて
- 金融資本:資産、収入、支出、お金に関する考えについて
- 人的資本:個人のスキルや健康等に関して
- 幸せ、人生観:生き方、価値観、メンタル、将来等に関して
先に結論です。
資産5000万円達成した人生変化について、もちろん、ニュアンスの違いは多少ありますが、お三方のご意見はほぼ共通でした。
お三方のご意見に関して、資産5000万円を達成した観点からみると、私も全く違和感なく完全に同意です。
それは、具体的に掘り下げていきましょう。
幸せ・人生観:生き方、価値観、メンタル、将来等に関して
- お三方のご意見
- 将来に関して
- 将来の不安が無くなる
- 現在に関して
- 人生から不要なものを捨てて、やりたいことに集中できるようになる。自分のために生きれるようになる
- 出世や生活費のための仕事、YouTubeでも再生回数やチャンネル登録数など無理に頑張る必要が無くなる
- FIREが可能になる
- 将来に関して
この内容に関して、私も同じ意見です。
目先のお金、生活費のためではなく、本当にやりたいことに、あなたの大切な時間、寿命を使うことができます。
仮に、やりたいことが見つからくても大丈夫です。
やりたくないことは、Noが言える自分になれます。
やりたくないないことは、やらなくても済む人生を送れます。
資産があれば、幸せになれる確率が高まるとは言えませんが、少なくも不幸を回避できる確率は高まるといえます。
なぜ、このような人生観になるかは、ベースとなる「金融資本」「人的資本」「社会資本」があっての話になります。
上記3つの観点で掘り下げていきましょう。
金融資本:資産、収入、支出について
- お三方のご意見
- 収入に関して
- 稼ぎたい欲が無くなる
- 支出に関して
- 贅沢はできない、節約は必要、だから生活変化は少ない
- ほぼ何でも買えるので、物欲は上がらない
- 資産・投資に関して
- 資産が爆速する(複利、r>gの効果)
- 分散投資を意識する
- 富裕層を目指したくなる
- 界王拳が使える(銀行の借入、つまり他人のお金で不動産投資)
- 収入に関して
大筋はお三方のご意見と同じです。
爆速に増える資産
まず、資産に関して爆速を感じます。
複利あるいはr>gの効果とも言えるかもしれません。
資産5000万円になると、1日で20~30万円、1週間で100万円単位で資産が増減します。
直近2024年1月以降は、米国、日本ともに株価が高値で推移し、資産が爆速状態です。
どのような感覚かというと次の通りです。
- r>g(資産が増える)イメージ
- 資産1,000万円以下:下りエスカレータ(何もしないと下る一方)
- 資産1,000~3,000万円:上りエスカレータ(頑張るとさらに早く上れる)
- 資産3,000~5,000万円:エレベータ(何もしなくても上れる)
- 資産5,000~1億円:高速エレベータ(東京タワーやスカイツリー、高層オフィス等のエレベータ)(何もしなくても高速に上れる)
- 資産1億円:筋斗雲(ドラゴンボールの孫悟空)(自由自在)
100万円は、保有資産5000万円を基準とすると2%相当です。
1週間で資産が100万円増えるというのは、それこそ貯金が100万円のときから見ると、凄いスピードです。
仮に、100万円をインデックス投資していて、1週間で2%増えても2万円です。
もちろん、1週間で2万円も大変有り難いことですが、頑張ってアルバイトすれば1週間で稼げる金額です。
資産5000万円になると、1週間で100万円の増加もざらにあります。(もちろん、減ることもあります)
あらためて、r>gの威力を感じる次第です。
支出は新しい考えが生まれてくる
支出に関しては、お三方のご意見の通りです。
これまでの節約生活で、何に価値が感じるのかが、自分の中で体に染みついているためです。
極端な例かもしれませんが、2023年1年間の私の洋服代(下着や肌着、靴下等も含め)は約10000円でした。
そんな感じですので、生活の変化は大きく変わりません。
ただ、1つ新しい変化をお伝えすると、貯めてきたお金をどのように社会に還元していくのかを考えるようになります。
詳しい考えに関しては、田内学さんの「きみのお金は誰のため」という書物をご覧いただければと思います。
極端な例ですが、無人島に100億円を持って行っても何も意味がありません。価値もありません。
無人島では、魚を釣る、火を起こす、調理する、何が食べれて何が食べれないのか見分ける、木材で筏を造れる、あるいは自然や動物と仲良くなる。
100億円よりも、はるかに上記の方が重要です。
私たちがいる人間社会では、本来自分でやることをお金を払うことで誰かにやっていただくことができます。
そして、その誰かも、お金を通じて誰かに何かをやっていただいています、
つまり、お金を通して、誰かの役に立ったり、あるいは生きがいを見つけられたりします。
普段のお仕事のように、お金を通せば、生きがいが必ず見つかるわけではありません。
ただ、「旅行が生きがいだ!」という方は、車や旅館、電車代等を誰かに支払うことで、旅行という生きがいを享受できるわけであります。
その誰かは、大変な仕事で中には辛いと感じている方もいるかもしれませんが、その人も生活や生きがいに必要なお金を収入として受け取っています。
貯めてきた資産を社会に還元していくことで、あなたも、私も、みんなも生きがいや存在価値が高まる社会に貢献できると思います。
もちろん、投資も広い意味では、社会に資産を還元している行為です。
銀行への貯金、預金も広い意味では同様ですね。
少し話が膨らみましたが、そんな感じで、お金の支出に関して人生観が変わってまいりました。
以上のような実感がありますので、収入に関して「稼ぎたい欲」は以前よりも落ちてきました。
稼ぐというよりも、自分でやりたいことに、自分の時間、つまり自分の寿命を集中させたいという感覚です。
人的資本:個人のスキル、健康等に関して
- お三方のご意見
- 健康や体調に関して
- 健康的になる
- 太らなくなる
- 調子が良くなる
- 個人スキルに関して(主に人生観や資産形成等に関して)
- 他人との差を感じる
- 参考となる人がいなくなる
- 健康や体調に関して
健康面や体調に関して、全くの同感です。
私の場合は、昼と夜に炭水化物を取りません。
理由は眠くなったり、頭痛がしたりと体調面に影響があるためです。
炭水化物も昼、夜と取らないため、太りにくい体にはなっているかなと感じています。
参考となる人がいなくなるという意見もありましたが、こちらは若干異なります。
私の仕事上、参考になる人がたくさん多いためです。
現在、中小企業診断士として個人事務所をやっております。
地域の中小企業経営者とお会いするケースが多いのです。
ますます参考になる人、富裕層や超富裕層の方の考えや行動を理解できるようになりました。
中小企業経営者はビジネスオーナーであり、事業として数億円、数十億円を動かしております。
また、経営者個人では不動産物件を所有しているケースも多々あります。
彼らは人前で特段見栄を張ることもありません。
恐らくですが、彼ら(彼女ら)も上に上の経営者が存在することを肌で実感しているためです。
見栄を張ることは、彼ら(彼女ら)が尊敬している経営者から見ると、ちっぽけな行動しか見えないからと考えます。
社会資本:人間関係や社会との繋がりについて
- お三方のご意見
- 付き合う人の変化
- 資産5000万円以上持つ知り合いがいない
- 少し孤独になる
- 他人との付き合い方
- 人間関係を選べるようになる
- 面倒な人間関係が無くなる
- つまり、他人に媚びる必要がなくなる
- 付き合う人の変化
非常に同感です。
私はもともと、ぼっちコミュ障、人見知りの挙動不審です。
そのため、資産関係なく、面倒な人間関係はなく、他人に媚びる必要もありませんでした。
ただ、資産5000万円を超えてくると、勝手に謎の自信がメキメキ湧いてきます。
ライフステージによりますが、いつもで会社を辞めれる安心感があります。
また、出世しなくても、r>gでどんどん資産が増えていきます。
これらが、謎の自信に一つの要因ともいえます。
資産5000万円は、他者に媚びず、あなたの本当の自分の振る舞いを取り戻してくれます。
将来を具体的にイメージしてみよう
資産5000万円の将来の資産シミュレーションを行い、将来のイメージを具体的に見ましょう。
資産5000万円を利回り5%で、運用すると以下の通りです。
投資額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
追加投資ゼロ | 8,200万円 | 1億3,500万円 | 2億2,300万円 |
毎月10万円 | 9,700万円 | 1億7,600万円 | 3億600万円 |
毎月20万円 | 1億1,300万円 | 2億1,700万円 | 3億8,900万円 |
資産5億円の超富裕層は難しいかもしれませんが、富裕層の中でも余裕を感じれる資産3億円は夢ではありません。
過去30年の全世界株式利回り7.5%を用いて、試算すると次の通りです。
投資額 | 10年後 | 20年後 | 30年後 |
追加投資ゼロ | 1億500万円 | 2億2,300万円 | 4億7,100万円 |
毎月10万円 | 1億2,300万円 | 2億7,800万円 | 6億500万円 |
毎月20万円 | 1億4,100万円 | 3億3,300万円 | 7億4,000万円 |
こちらのケースは、資産5億円の超富裕層も夢でありません。
仮に現在45歳、資産5000万円の方が、毎月10万円積立投資を65歳まで20年行うと資産は1億7600万円になります。
65歳から105歳までの40年間、取り崩しを行うと毎月85万円取り崩しが可能です。
夫婦2人でも十分余裕のある老後生活も可能です。
以上、いかがでしょうか。
資産5000万円が持つパワーを、「金融資本」「人的資本」「社会資本」「幸せ・人生観」の観点で紹介しました。
資産は5000万円は、自分にとってはFIREのFI(Financial Independence)が確立され、REに突入するタイミング。
REは、Retire Earlyではなく、RestartのRE。
もちろん、人によっては、Restartのスイッチが早期退職かもしれません。
あなたのRestartの参考になればうれしいです。
是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。