円安の資産推移 | 金融資産3,000万円の為替と資産の関係を考察してみた

2022年3月に会社員の最終出勤日を終えて、サイドFIREを開始しました。

「元リーマン埼玉」(@saitamawoker)です。

今回は、円安と資産がテーマです。

2022年2月末頃から、急激な円安となりました。

円安の直接的要因は、アメリカFRBの政策利上げによる日米の金利差によるものと言われています。

また、その時期に、ロシアのウクライナ侵攻開始による世界経済、エネルギー関係など不安定さもあり、様々な事情が複雑に絡んでいます。

そのような世界経済の環境のもと、エネルギーや食糧、製造など海外に依存する日本はダイレクトに円安の煽りを受けています。

目に見えるところ、食品価格、ガソリン、光熱費等の高騰などがあります。

今回は、円安がますます進むことから、貯金だけでない資産の防衛方法について考察したく、私の資産実績をもとに、円安と資産の関係について見ていきましょう。

ドルだけではない！日本の円が世界的に弱くなっている？

円ドルの為替を見ると、2022/3/5に114.82円/ドルだったものが、5/7では130.57円/ドルと13.7%上昇しています。

ニュース等では、円ドルの円安に注目されがちですが、他国通貨との関係も見ていきたいと思います。

No	国/地域	為替	3月5日	5月7日	対比	備考
1	日本	円/ドル	114.82	130.57	114%
2	英国	ポンド/ドル	0.76	0.81	107%
3	中国	人民元/ドル	6.32	6.67	106%
4	インド	ルピー/ドル	76.43	79.96	105%
5	ユーロ	ユーロ/ドル	0.91	0.95	104%
6	韓国	ウォン/ドル	1217.82	1271.14	104%
7	オーストラリア	豪ドル/ドル	1.36	1.41	104%
8	ブラジル	レアル/ドル	5.06	5.08	100%
9	香港	香港ドル/ドル	7.82	7.85	100%
10	ロシア	ルーブル/ドル	124	66.5	54%	ロシア進行開始日前2/23 81.48ルーブル/っドル

2022年の各国の為替

私の独断と偏見ですが、10か国の為替状況をピックアップしました。

これを見ても、日本だけが突出しているようです。

もちろん、比較するタイミング等で結果の差はあります。

しかし、日本の円が他国より弱い通貨であることは、否定できません。

OECD（経済協力開発機構）調べなどでも公表されているように、日本だけが、賃金が上がらず、日本だけが、サービス価格が上がっていない事実があります。

そのようなことからも、日本の経済成長が他国よりも低いことが円が弱い原因のひとつかもしれません。

この傾向は続くでしょうから、ますます日本の円の価値が下がっていきそうです。

円安で日経平均や世界の株価は？

SMBC日興証券によると、為替と株価の関係は、市場環境に依るようです。

今回は、米国の金利上昇により、米国株は株安の傾向です。
一方、日本株も米国株の影響や政府の政策影響もあり、株安の傾向です。

円安前後で資産3000万円はどうなった？

円安と資産の関係を見ましょう。

関係を見る前に、私の資産構成です。

資産構成

　90%　：　株式
- 日本株：40%
- 外国株：60%
10%　：　現預金

円安による資産影響の評価方法

評価方法の前提は以下の通りです。

　１．日付　　：　2月末　と　5/7現在
　※証券会社等の履歴閲覧関係のため

　２．評価方法：評価損益を比較
　※2月末を損益ゼロとし,5/7の損益額を見る

なぜ評価損益を比較するのか？

評価損益を比較する理由は次の通りです

評価損益＝現在の価格（時価）－購入時の価格
- すなわち、為替や株式市場の影響がわかる
資産の差額　＝　5/7資産ー　2月末資産
- 追加した資産額の影響「も」あるため、円安や株式市場の影響がわからない

円安の結果、2カ月で資産は●●●万円増えた！

結論ですが、+297万円でした。

理由は

円安による米国株の評価額アップが大きい！

私の資産構成においては,

円安の影響をうまく回避できた？かもしれません

最後に。資産はほぼ貯金だ。今後どうすればよい？

生活費１年分の貯金があれば、全世界株式投資に投資するのが良いと思います。

理由は、カントリーリスクなど政治や経済、ビジネスのリスクなど分散となるとなるためです。

全世界に投資していることになりますので、全世界が終わらない限り、最強の分散投資といえそうです。

そして、１年分の生活費の貯金がない方は、節約、倹約にて貯金に励むべしです。

以上です。

あなたの幸福を祈ります。