なんと、年収1000~1200万円の単身世帯、金融資産の中央値は衝撃の5万円です。
年収が高いからと言って簡単に500万円を貯められるわけではありません。
はい!こんにちは。元リーマン埼玉です。
今回は「貯金500万円の秘めた可能性」というテーマで紹介します。
貯金500万円を貯めることで、あなたの人生を豊かにする可能性を秘めています。
それは、貯金500万円があなたの人生を妨害する様々な難敵を倒してくれるからです。
視聴者さんの中には、たった貯金500万円で人生の何が変わるんだ!?というご意見もあるでしょう。
現在、私は35歳の独身ぼっち、コミュ障、人見知りの挙動不審で、保有資産は約6000万円になります。
しかし、私の今の人生の始まりは、今の状態があるのは、500万円を貯金できたからといっても過言ではありません。
今回の内容は貯金500万円が持つ、「秘めた可能性」について紐解いていきます。
貯金500万円は、どんな人生の難敵を倒してくれるのか?、あなたの人生の可能性をどう展開させていくのか?
私の独断と偏見、主観的に見ていきましょう。
是非、あなたの人生の一助になれれば嬉しいです。
私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、あなたの人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべてはありのままに生きるために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に人生を自分のものにしていきましょう!
目次
500万円の位置づけ
毎回お馴染みの日本人ピラミッドによると、貯金500万円を持つ世帯の割合は・・・分かりません。
貯金500万円はこのピラミッドにも出てこないほどの資産ではないか!
そんなんで本当に人生の可能性なんかあるんか?
とツッコミたくなるのはわかります。
しかし、侮ってはいけません。
もう少しお付き合いください。
令和5年の金融広報中央委員会のデータによると、各世帯の金融資産は次のとおり。
単身世帯 | 平均値 | 中央値 |
全体 | 941万円 | 100万円 |
20歳 | 121万円 | 9万円 |
30歳 | 594万円 | 100万円 |
40歳 | 559万円 | 47万円 |
50歳 | 1,391万円 | 80万円 |
60歳 | 1,468万円 | 210万円 |
70歳 | 1,529万円 | 500万円 |
二人以上世帯 | 平均値 | 中央値 |
全体 | 1,307万円 | 330万円 |
20歳 | 249万円 | 30万円 |
30歳 | 601万円 | 150万円 |
40歳 | 889万円 | 220万円 |
50歳 | 1,147万円 | 300万円 |
60歳 | 2,206万円 | 700万円 |
70歳 | 1,757万円 | 700万円 |
金融資産の平均値を見れば500万円以上を保有する年代は多いですが、中央値を見るとそうではありません。
平均値の定義は次の通りですね。
例えば100人集めてきて、その中に孫正義さんがいたとします。
孫正義さんは、2024年日本長者番付によると保有資産は4兆2000億円。
少なくともこの100人の平均資産は、420億円以上は確定します。
中央値は、ちょうど真ん中の人の資産額です。
(100人の場合は、50番目と51番目の平均値)
つまり、中央値は孫正義さんが母集団にいても関係ありません。
なので、平均値よりも中央値の方が現実に近いデータとなります。
単身世帯の中央値から、どの年代も半数以上の世帯は500万円を超えられていないことがわかります。
二人以上世帯でも、50歳以下では500万円を超えられていません。
外れ値的なデータですが、なんと年収1000~1200万円の単身世帯は、金融資産の中央値が衝撃の5万円です。
ですので、年収が高いからと言って簡単に500万円を貯められるわけでもありません。
ということで、貯金500万円を貯めるだけで全体の中の少数派に入れることがわかります。
それでは、貯金500万円貯めて多数派を脱却し少数派に入るとどんな可能性が秘めているかを見ていきます。
秘めた可能性①:現在の不安を払拭してくれる
貯金500万円の秘めた可能性1つ目は、現在の不安を払拭してくれることです。
キーワードとしては「現在」の不安です。
「将来」については最後に紹介します。
今現在、急に病気やケガにより働けなくなった。
急に会社の業績が悪くなり、毎年貰っていたボーナスが無くなった、残業代も抑制されて年収が減った。
また、仕事や会社のストレスで会社を休職、あるいは退職することになった。
単身世帯の平均的な生活費は約20万円
二人以上世帯は平均約30万円
と言われていますので、少なくとも1年以上は収入がなくても生活は可能です。
また、どうしても精神的にきつくなったら、無理せず休職することも可能です。
約1年は無収入でも生活できます。
精神的にきつい、でも休んだら生活できない、そのため休めずにさらに状況が悪化するという最悪の状況を回避できます。
お金があれば幸せになれるとは言えませんが、不幸は回避できるのです。
私は新卒の会社員時代に約3か月の休職経験がありますが、この時の貯金は100万円代でした。
逃げるが勝ちで休職しましたが、正直かなり生活面の不安はありました。
ただ、この時はまだ20代で若かったので、最悪次の職はあるだろうと思っていました。
これが、40代、50代でこういう状況になったら、あなたはほぼ貯金が無いのに自分のために休職という選択を選べますか?
これだけも貯金500万円は大きなアドバンテージといえるでしょう。
秘めた可能性②:嫌な自分を倒してくれる、そして嫌だった自分も受け入れることができる
具体的には、劣等感、嫉妬、それらから生じるストレスを倒してくれます。
人間誰しも、完璧な人はいません。
心理学などで「他人の幸せを願う人」「利他の心がある人」の方が幸福度が高まるといわれます。
他人の幸せを純粋に心から願いたいものですが、劣等感や嫉妬、ストレスがある状態だとそういうわけにはいきません。
俺の方が仕事の能力が高い、難しい仕事をしているのに、なぜアイツが評価されているんだ。
毎日、満員電車で会社と自宅との往復。
今日の自分の会話は、会社内で上司に仕事の報告とプレゼン資料のダメ出しと、あとコンビニ店員だけだ。
街中やSNSで周囲を見渡すと、みんな友人や家族と楽しく過ごしているなあ。
今日の夜もまた1人でコンビニ飯か・・・。
何か思い描いて人生と違うなあ・・・
これは少し盛っている部分もありますが、私の若い時代、少しイキっていた浪費家時代に感じていたことです。
こういうストレスによって、私は一人飲みや一人旅行等にお金を費やし、また引っ越しを繰り返したり。
浪費癖がひどい時代がありました。
幸い学生時代から一人暮らしで家計簿管理は行っていました。
社会人1年目と2年目の生活費を調べてみると、1年目も2年目も年間400万円弱という支出でした。
もちろん、社会人1年目の4月に限っては会社から転居手当があったから支出の一部はカバーできたと言えますが、それでもあらためて振り返ると相当狂っていたなと思います。
浪費すると一瞬高揚感を感じます。
すると脳が勘違いをします。
「お金をたくさん使えること=幸せ、豊かさ」であると。
これは次の三大幸福ホルモンのうち「ドーパミン」と関係があると考えられます。
- 快楽物質と呼ばれる「ドーパミン」
- 愛情、思いやりの「オキシトシン」
- 心と体の健康「セロトニン」
「ドーパミン」と浪費癖
ドーパミンは快楽物質と呼ばれます。
楽しいことをしている時や目標達成をしたとき、褒められた時などに分泌されるものです。
やる気を出してくれるのも役割の一つです。
一方でやっかいなことに、バーゲンセールなど買い物、ギャンブルやお酒を飲む、といった行為でもドーパミンが分泌されるようです。
浪費時代、私はストレスに負けて、短期的なやる気アップやストレス解消のため、浪費に陥っていました。
ある医療機関のHPによると、米国心理学会は「ストレスで意思が弱くなっている時、人は浪費に走りやすい」、つまり「浪費癖がある人は意思が弱い傾向がある」ことを明らかにしています。意思の弱い人が長期的貯蓄計画を立てると、遠大すぎて必ず挫折してしまいます。
つまり、浪費癖がある方は、固定費見直しや家計簿管理を行うことより前に、ストレスの原因を無くす必要があります。
私の場合は仕事がストレスの1つでしたので、転職によりストレスはほぼ無くなり、年収は減りましたが逆に貯蓄はできるようになりました。
そして、貯金500万円を達成することで、これらのストレスとおさらばし「浪費脳」から「貯蓄脳」に移行していけます。
それは、貯金500万円達成する過程で習得できる価値観や能力、習慣に由来するものです。
- 自分の浪費を見直し、浪費、消費、投資を判別することで無駄遣いを抑える
- 無駄遣いを抑える過程で、浪費時代の自分と、節約(支出の最適化)をしている自分との比較で、幸福感の違いを感じてくる
- あれ?節約している方が幸福度高くないか?と
- それは、支出の最適化により、一つ一つモノを大事にしたり、何か得るために何かを我慢したり、自分が何に幸せを感じのか見えてくる
- そして、社会や他者の価値観で幸せや豊かさの物事を見るのではなく、自分本来、自分の心の価値観に従って幸せや豊かさを感じてくる
以上の過程で「ドーパミン」中心の「浪費脳」から、「オキシトシン」や「セロトニン」も分泌される「貯蓄脳」に変化してきます。
愛情、思いやりの「オキシトシン」
オキシトシンは、愛情ホルモン、思いやりホルモンと呼ばれます。
スキンシップや好きな人たちとの交流、感謝する気持ち、相手を思いやることで分泌が増えるようです
心の緊張、孤独、恐怖といったストレスを和らげてくれる作用であります。
私は、独身ぼっち、コミュ障、人見知りの挙動不審なので人との交流はほとんどありません。
しかし、動画やブログを見て頂いている視聴者の皆さんとの交流によって、今動画やブログを見ている「あなた」のおかげで「オキシトシン」が分泌されていると確信しています。
本当にいつもありがとうございます。
心と体の健康「セロトニン」
セロトニンは、心と体の健康に重要な役割を果たします。
規則正しい生活、朝日など太陽の光を浴びる、ジョギングや水泳などの一定のリズムを刻む運動。
その他で深呼吸、感動すること、栄養を取り腸内環境を整えることで分泌が増えます。
イライラや疲れを取り、睡眠、精神状態を安定させる作用があります。
過去の動画やブログでもお伝えしていますが、私は散歩をしたり、公園でぼーとしているだけで幸福を感じます。
浪費家時代では考えれなかったことですが、今あるこの環境に感謝し、「足るを知る」ことで、セロトニンが分泌されているのかなと思います。
貯金500万円で高まる自己肯定感
貯金100万円、300万円では半信半疑だった価値観や考え、自分の習慣が500万円に到達するタイミングで先ほどの価値観や習慣、能力が確固たるものになるでしょう。
そして、500万円貯めたという「事実」が自信に繋がります。
この自信がさらに、自分の肯定感を高めてくれます。
以上のようなプロセスにより、自分が幸福を感じるステップとして「セロトニン」「オキシトシン」という土台に上に、「ドーパミン」を形成することができます。
これが、「浪費脳」から「貯蓄脳」への変化です。(知らんけど)
ただ、私はそう思ってますし、そう感じています。
始めから完璧な人はいません。
未来永劫、完璧な人もいません。
浪費時代のような嫌だった自分があるからこそ、今の自分がいます。
貯金500万円は自己肯定感や自信ももちろん、嫌だった過去の自分も受け入れることもできます。
秘めた可能性③:お金の貯まらない人生とおさらばできる
これまでのお話により、「①現在の不安を払拭」し、「②嫌な自分と決別し過去を受け入れる」ことで最後「③未来に繋がる」。
様々なストレスで浪費家だった過去、お金が貯まらなかった過去とお別れして、「これから」お金が貯まる人生に突入します。
なぜならば、貯蓄体質が身に付き、「やっと」「ようやく」投資に回せるようになるからです。
生活防衛資金として、お子さんが小さい時は、300~500万円程度現金を保有していたいものです。
つまり、貯金500万円はなかなか投資に回せません。
貯蓄体質が身に付き、貯金できる状態だから500万円は現金として残し、それ以上貯まる分は投資に回せるのです。
増税、社会保険の負担増加、物価高、でも給料はなかなか上がらない。
皆さん、今に言われなくても実感されていますね。
さらに年金支給開始の選択肢として80歳という案も有名政治家から発言されています。
もちろん、強制ではなく、支給繰下げ年齢の「選択」の話です。
ただ、確実に貯金だけだと人生詰みます。
物価高、インフレによりますます現金の価値は目減ります。
ここから皮算用ですが、貯金500万円は現金のまま残し、今後貯金できる分は利回り5%のインデックス投資に回すとします。
毎月1万円投資でも?
10年後は、元本120万円に対して、資産は155万円で29%増加。現金500万円と合計655万円。
20年後は、元本240万円に対して、資産は411万円で71%増加。合計911万円。
30年後は、元本360万円に対して、資産は832万円で131%増加、つまり2.3倍。合計1,332万円。
この資産額で将来が十分かというと、老後2000万円問題、2024年5月頃に一時話題となった老後4000万円問題と言われる中では少々不安が残る資産だと思います。
少し頑張って毎月5万円投資なら?
10年後は、元本600万円に対して資産は、29%増加の776万円。合計1,276万円。
20年後は、元本1200万円に対して資産は、71%増加の2055万円。合計2,555万円。
30年後は、元本1800万円に対して資産は、131%増加、つまり2.3倍の4,161万円。合計4,661万円。
新NISAの非課税枠は一人1800万円ですので、毎月5万円、30年コツコツコースでも4161万円に化けてきます。
40歳くらいまでに毎月5万円投資を始められれば、60歳で2000万円、70歳で4000万円オーバーです。
将来的にインフレが続いても結構安心できる資産額かと思います。
さらに頑張って毎月10万円投資なら?
10年後は、元本1200万円に対して資産は、29%増加の1,552万円。合計2,052万円。
15年後は、元本1800万円に対して資産は、48%増加の2,672万円。合計3,172万円。
毎月10万円なら15年で新NISAの非課税枠が埋まります。
20年後は、元本2400万円に対して資産は、71%増加の4,110万円。合計4,610万円。
30年後は、元本3600万円に対して資産は、131%増加、つまり2.3倍の8,322万円。合計8,822万円。
夫婦2人で各々毎月5万円、夫婦で毎月10万円なら30年後に、8,822万円を形成できる試算です。
厚生労働省によると、日本人の平均寿命(2024年)は男性81.09年、女性87.14年!
さらに、厚生労働省によると健康寿命(2019年)は男性72.68歳、女性75.38歳。
健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活を送れる期間のこと。
近年、寿命も健康寿命も伸びており、さらに寿命と健康寿命の差も縮小しています。
でも、でも、でもですよ?
男性諸君!
仮にあなたが65歳で定年退職するとします。
健康で問題なく日常生活を送れる期間は定年後平均「7年」ですよ?
もちろん、将来的に健康寿命も延びていくことも想定されますが、この7年が長いのか?短いと思うのか、あなた次第です。
ちなみに、私の父は65歳で退職後、68歳で膵臓癌で他界しました。
67歳までゴルフに行くなり通常通り元気でしたが、68歳になる年に癌が見つかり、1年もしないうちに亡くなりました。
亡くなる前の半年間は抗がん剤治療や癌の進行で発熱やだるさが頻繁に起こりました。
亡くなる3か月前くらいから入退院を繰り返し、行きたいところに行けない、食事もまともに食べられないという状況でした。
父は「人生に悔いなし」と言って死にました。
父の定年退職後の健康寿命は約3年。
これが短いと思うか、長いと思うかは人それぞれかと思います。
人生の選択肢の一つとして早く貯金500万円を貯めることを私は推奨します。
貯金500万円貯まった後はインデックス投資に回す。
30歳、40歳、50歳、60歳今からでも遅くはありません。
今、この瞬間があなたの人生で一番若い日です。
資産形成が早くできれば、早期退職や短時間労働で、自分の「人生」の時間を確保することも可能です。
もちろん、今の仕事や会社が好きだ、天職だという方は働き続けることも大いに大賛成です。
いずれにしても、貯金500万円はあなたの人生を豊かにする可能性を秘めています。
まとめると・・・
1日500円貯金で500万円貯めるには、27年かかります。
また、ブタさん貯金箱は約50個必要です。
以上です。
是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。