2022年3月に会社員の最終出勤日を終えて、サイドFIREを開始しました。
「元リーマン埼玉」(@saitamawoker)です。
今回は、手取り年収300万円で年間100万円以上貯蓄できる方法を私の実体験を交えて紹介いたします。
私がサイドFIRE開始を報告し、資産の内訳や貯め方を紹介した動画。
今回の記事に関する動画はこちら。
目次
サイドFIRE達成した私の自己紹介
自己紹介
- 1988年生まれ。2022/4現在33歳。独身。
- 2022年3月資産3000万円でサイドFIRE開始。
- 社会人開始の2年間は浪費家。
- 社会人3年目以降から、節約倹約を開始。
- ただし、家計簿は社会人1年目から作成していた
- 2022年4月で現在社会人9年目。9期分の家計簿あり。
生活費公開の前提
浪費時代、倹約時代を比較する上での前提事項を説明します。
高額な出費の家計簿反映ルールや、私の特別事情などです。
- 数年に1回の大きな出費は1年分に換算して生活費に計上します。
- 減価償却費のイメージです。例:車の車検代金=2年に1回=車検費用を24カ月分に案分
- 社会人1年目(学生時代)から車は保有。
- 生活費に車検、自動車税、ガソリン、保険は計上しています。
以上が前提です。
それでは、浪費時代、倹約時代の生活費を見ていきましょう。
浪費時代の生活費
結論
- 年間360万4千円の支出
- 月平均30万円の支出
- 仕事もあまり上手くいかない時期であり、ストレスからの浪費癖あり
毎月平均30万円の内訳
図1は、浪費時代の月間生活費です。月間生活費は、1年間の支出を月割りしています。
なぜ、こんなに支出しているか、見ていきましょう。
- 特別計上 9.83万円
- 結婚ご祝儀、旅行、自動車税、車検案分、奨学金などです
- 結婚ご祝儀:当時26歳。大学、高校、会社の同期など結婚ラッシュ。ご祝儀+二次会などで出費大。
- 旅行:仕事のストレスもあり、ほぼ飛行機を利用して毎月旅行。北海道や九州方面など。
- 固定費 9.54万円
- 家賃、wifiです。
- 12月に実家に引越ししています。1~11月の合計を12カ月で割っている。
実際は月11万円くらい。 - 田舎出身による都会への憧れにより、東京の人気エリアに住んでました。
- 12月に実家に引越ししています。1~11月の合計を12カ月で割っている。
- 家賃、wifiです。
- 交際費 3.57万円
- 飲み代、ゴルフ等娯楽の出費です。
- 会社の飲み会、終電の逃した際のタクシー代など入っています。
- 飲み会は誘われたら断れずに参加するタイプでした。(当時)
- 飲み代、ゴルフ等娯楽の出費です。
以上が、生活費の77%を占める出費です。
ほとんどの出費は、
- ストレス
- 憧れ
- 他人に合わせる
により、発生しています。
もちろん、ストレス発散や憧れを実現したり、他者とのお付き合いも大切です。
しかしながら、これらに振り回されていると、自分の価値観を見失いますので注意が必要です。
自分の価値判断の軸は何なのか、
当時自問自答すればよかったかなと反省しています。
それでは、その他の出費も見ていきましょう。
- 変動費 2.13万円
- 散髪、書籍、家電、雑貨、消耗品などです
- 2カ月に1回くらい美容院で散髪(4000円くらい)
- 家具、家電などは12カ月で案分
- 書籍は、教養のため結構買ってましたね
- 散髪、書籍、家電、雑貨、消耗品などです
- 食費 2.06万円
- 缶ビール代など酒代込です
- 自炊メインです
- 外食はあまりしてなかったので、結果的に節約はできていました
- 交通費 1.60万円
- 会社の通勤費以外の電車代
- 車検費用の案分、ガソリン代、自動車保険も含まれてます
- 光熱費 0.72万円
- 水道、ガス、電気
- 医療費 0.33万円
- 通信費 0.25万円
- スマホ。当時から格安スマホです。
一人暮らしとしては、生活に必要は消費は結構抑えられていると思います。やはり、節約のポイントは、家賃と浪費となる旅行、飲み代、娯楽になると思います。
倹約時代の生活費
結論
- 年間165万4千円の支出
- 月平均13万円8千円
- 仕事も順調、大きなストレスもなく生活も安定
毎月平均13万8千円の内訳
図2は、倹約時代の月間生活費です。月間生活費は、1年間の支出を月割りしています。
どのような支出か、見ていきましょう。
- 特別計上 3.91万円
- 内訳は、資格取得講座、自動車税、ふるさと納税、奨学金、中小企業診断士の年会費などです。
- 自己投資がメインです
- 外的要因ですが、結婚ラッシュは終了しました
- 交際費 3.30万円
- 旅行、娯楽です
- 少し高いのでは?という見方もあるかもしれません。
- 実は、親孝行を兼ねて、両親を連れて伊勢神宮などに旅行に連れて行ってます。
その他の支出を見ていきましょう。
倹約時代ですので、実家暮らしをしています。
その効果を最大限発揮します。
- 食費 2.26万円
- 交通費 1.66万円
- 会社の通勤費は除きます。主は車検など車の維持費です
- 変動費 1.04万円
- 固定費 0.66万円
- 実家暮らしで大幅に固定費を削減
- 光熱費 0.54万円
- 通信費 0.29万円
- 医療費 0.12万円
以上です
浪費時代と倹約時代の比較については、次で見ていきましょう。
比較検証
図3は、浪浪費時代と倹約時代の月間生活費の比較です。
これを参考に検証していきましょう。
結論
- 浪費と倹約の年間差額は、195万円!!
- 月額換算では、差額16.26万円です。
- 内訳は、家賃、特別計上の旅行代、飲み代(タクシー)交際費を大幅削減
- その他は大きな変更なし。
なぜ、こうなっているのか、見ていきましょう。
要因
- 仕事が安定し、大きなストレスを抱えなくなった
- つまり、浪費がなくなった
- 独身実家暮らしで家賃削減
- 子供部屋おじさん?社会的風潮は気にせず、貯金をするという、自分の信念を貫く
節約ポイント
ポイントを2点述べます
- 固定費削減
- なるべく実家で暮らす
- なるべく外食、飲み会はいかない
- 格安スマホは必須
- wifi、ジム、サブスク関係はなるべく止める
- 公共施設のジム、公共の図書館(無料wifiなど)、格安スマホのテザリングなど利用
- 無料でできる娯楽を楽しむ。逆に、いかに無料で楽しめるかを楽しむ。
- ストレスは貯めない
- 自己投資や趣味、運動などストレスは貯めない生活を送り、浪費になるようなことはしない
- したがって、ある程度の余裕(無駄遣い)も必要です。すべて切り詰めることは控えましょう。
総評
今回は、収入に関係なく、貯金するポイントを紹介しています。
上記にあたり、「そんなの当たり前じゃないか!」のようなポイントもあると思います。
実家暮らしなら、家賃を大幅に減らすことも至極当然のことです。目標達成や自己実現のため、いかに当たり前のことを実行できるかです。
このような生活なら、手取り収入が300万円あれば、年間100万円を貯金することができます。
私は、車を保有しているため車検費用、奨学金返済、その他資格講座の費用も含めています。
そのような支出がなければ、さらに貯金することも可能です。
また、倹約で何でも節約するのではなく、ストレスをためないように、趣味や娯楽にもお金を使うことは大切です。
私は、ドライブのため車の維持費や日帰り温泉、旅行など自己の楽しみの範囲でお金は使ってました。
最後に、大切なことを述べます
大事なこと、忘れてはいけないこと
前述しましたが、全て切り詰め、モノコトの節約、お金の倹約は幸福な人生を歩むうえで好ましくありません。
そのうえで、私の実体験から、忘れていないことを紹介します。
1.投資、浪費、消費の区別を明確に(自分の価値判断次第)
目的意識、自分の価値判断を大切にしてほしいということです。
社会や他者の価値判断ではなく、自分の価値判断です。
他者にとって浪費と思えることでも、自分にとっては投資と判断できるものもあります。
2.少しのムダ(浪費)も大切
これは、先述している通りです。お金や時間、心に少しの無駄を持っておくことは、余裕に繋がります。
この余裕があれば、ストレスの蓄積を回避できます。
ポイントは、「少しの」無駄ということです。
逆に、ムダが大きくなると弊害になり、ストレスに繋がります。
3.自己投資、他己投資 = ケチらないこと
自己投資は、自己研鑽、体験や経験へ投資ですね。ここは理解できる方が多いと思います。
自己投資をすることにより、将来の可能性が大きく広がります。
この可能性を高めてくれること、すなわち「実現」させてくれるのが「他己投資」です。
人は一人でできることは限界があります。
社会や他者に生かされています。
親孝行、後輩への支払い、他者への貢献など見返りを求めず、感謝の気持ちと将来の成長への願い、他己投資をしましょう。
ここのポイントは、「期待はしない」ということです。
見返りを求めませんので、あくまでも、「願う」だけです。
勝手に期待するのは、見返りを求めていることになります。
以上です。
あなたの幸福を祈ります。