FIRE 自己啓発

Q&A│第1回「FIRE前後について」

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Q&A│第1回「FIRE前後について」

吉田松陰の名言から引用します。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。

はい!こんにちは。元リーマン埼玉です。

今回は、視聴者さんからの質問に回答したいと思います。
第1回Q&Aのテーマは「FIRE前後」についてです。

今回、回答する質問は次の5つです。

テーマ①:FIRE前の過程(必要な資産額、家族持ちFIREの対応、FIREを挫折せず努力を継続できた理由)

  1. FIREを達成するためにどのくらいの貯金が必要ですか?
  2. 私は現在家族持ちの身で、FIREを諦めていましたが、たくろーさんのお話を聞いて諦めたくないと思いました。
    もし、たくろーさんが家族持ちで今からFIREを目指すとしたら、まず何からはじめますか?
  3. FIREをしようと意気込んで始めても挫折してしまう方が多い中、たくろーさんが今の状態になるまで努力を続けられた理由を教えてほしいです!

テーマ②:FIRE後の生活(最大の課題、FIRE後の時間の使い方、FIREして良かった理由)

  1. FIRE生活を始めてから最大の課題はなんでしたか?また、どのように克服しましたか?
  2. サラリーマン生活と比較して、FIRE生活の時間の使い方はどう変わりましたか?また、FIREして良かったと思う一番の理由はありますか?

少しでも、あなたの人生の一助になれば幸甚です。

私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、あなたの人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべてはありのままに生きるために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に人生を自分のものにしていきましょう!

FIRE前の過程:必要な資産額、家族持ちFIREの対応、FIREを挫折せず努力を継続できた理由

質問:FIREを達成するために、どのくらいの貯金が必要ですか?

結論としては、必要な資産額は「人それぞれ」という回答です。
必要な資産額については、ご自身の「今後のライフプラン」「今後実現したい人生、ライフスタイル」に合わせて試算されるとよいでしょう。

必要な資産額の算出のポイントを1つ上げると、今後あなたはどんな人生、ライフスタイルを送りたいか?ということです。

簡単にライフスタイルとFIREの対応表をまとめると次のようになります。(資産額や難易度は私の感覚です)

NoライフスタイルFIREスタイル必要資産額FIRE難易度
1全く働かずに、好き勝手に優雅に暮らしたいファットFIRE
2働きたくないが、生活はシンプルに質素でよいリーンFIRE
3フルタイム会社員は辞めて、週に数日アルバイトをしながら、他は好きなことをやるバリスタFIRE
4フルタイム会社員は辞めて、自分で事業をやりながら、好きなことをやるサイドFIRE

一般的には、「資産収入>生活費」となると、FIREのFI「経済的自立」が達成されます。
生活費と4%がキーワードです。

仮に、あなたにご家族がいて、月の生活費が20万円(年間240万円)とします。
4%ルールで資産を算出します。
4%ルールとは、資産運用額の約4%を生活費として切り崩していく支出計画です。
資産が枯渇する可能性は低いという考え方に基づいており、早期リタイア(FIRE)を実現させるための基準として用いられます。

すると、必要な資産額は「240万円÷4%=6000万円」となります。
FIRE後に軽い仕事あるいは事業収入で生活費を補填できるなら、必要な資産額は少なくなり、FIREの難易度も下がります。

私は2022年、33歳の時の資産3000万円でサイドFIREに踏み切りました。
その時の生活費は月10万円以下。
今後4~5年は、生活費が大きく変わらないと見込んで、資産3000万円でサイドFIREに踏み切りました。

質問:私は現在家族持ちの身でFIREを諦めていましたが、たくろーさんのお話を聞いて諦めたくないと思いました。もし、たくろーさんが家族持ちで今からFIREを目指すとしたら、まず何からはじめますか?

私は家庭持ちではないので、回答が参考になるか分かりませんがお答えします。

結論としては「奥さん、あるいは旦那さんなどご家族の理解を得る」ではなく「ご家族と将来の人生プランについてお互いの景色合わせを行う」ということではないでしょうか。

私の独断と偏見、主観的ではありますが、「理解を得る」だと、どうしても「説得」、もっというと「データや論理を駆使して、相手を納得させる」という手段になりがちです。

全てを合理的に判断できるご家族なら、この手段で良いかと思います。
が、人間である以上、「合理性」よりも「感情」が優先されます。
つまり、頭で論理的に理解することよりも、感情的な不安、心配が優先されてしまうということです。
すると、論理的に理解を得ようとして説得を試みると、ますます感情的に反発されて、理解どころか、さらに関係を悪化させてしまった、ということになりがちです。

ということで、お互いに将来がどんな人生スタイルなら、自分たちは心地良い状態なのか、どんなライフスタイルを送りたいのか?
ここに焦点をあてて、お互いの将来の景色合わせをするとよいでしょう。
この景色を実現するライフスタイルが、具体的に「FIRE」というものなら、それが1つの正解となります。

あとは、実際にFIREという生活をやってみないと、お互いにどんなライフスタイルになるか分かりません。
仮にご家族にFIRE後の生活に不安や心配が残るなら、「FIRE卒業」という概念、つまり「会社員等に戻る」という「選択肢もある」ということを視野に入れておきましょう。

質問:FIREをしようと意気込んで始めても挫折してしまう方が多い中、たくろーさんが今の状態になるまで努力を続けられた理由を教えてほしいです!

結論を申し上げると、理由は2つです。

1つは「強い想いを持ち続けた」ということです。
就職活動といえば、「志望理由」ではなく「志望動機」、つまり「動機」ですね。

モチベーションともいえますが、モチベーションは「動因(ドライブ)」と「誘因(インセンティブ)」に分解できるようです。

  • モチベーション
    • 「動因」:自分自身の心の中から湧いてくる感情によって、行動へと繋がるもの。
    • 「誘因」:外から向けられた報酬などによって、行動が始まるもの。

ここで言うと「動因」が重要になります。

私の場合の「動因」と「誘因」は、次のようになります。

  1. 会社員のように、自分以外の誰かに「自分の人生の大部分(時間、場所、やること、一緒に過ごす人等)」をコントロールされるのが、精神衛生上、自分に合わないと分かった。
    なんで、何としても早くこの状態から脱却したい ← 僕の動因(ドライブ)
  2. FIREというスタイルを実現すれば、将来の生活に不安も抱えることもなく、自分が生きたい人生(自分がやりたい時にやりたいことができる、後悔しない人生、何かを諦めることのない人生)を送ることができる
    なので、FIREというスタイル(手段)が欲しい ← 僕の誘因(インセンティブ)

これらが動機となり、「何が何でもFIREを達成したい」と心の中から湧き出るように実現したいと思うようになりました。

2つ目は、「手段は問わず、夢実現のために愚直に実行し続けた」ということです。

吉田松陰の名言から引用します。

夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。

吉田松陰

ということで、愚直に入金力を高め、投資に回し、資産形成に励んだということになります。

周りからどう思われようと、

  • 実家に住み続けて家賃をなくし
  • 残業しまくって残業代を稼ぎ
  • 会社の仕事で成果を出すことでボーナス査定を上げて
  • 週末は副業でさらに収入を増やす

これらを淡々と目標資産額になるまでやり続けたということです。

「何が何でも絶対に実現する、そのために行動し続ける」ということであります。

この行動が「習慣」となれば、努力という感覚ではなく、呼吸する感覚、つまり無意識に続けられます。

FIRE後の生活:最大の課題、FIRE後の時間の使い方、FIREして良かった理由

質問:FIRE生活を始めてからの最大の課題はなんでしたか?また、どのように克服しましたか?

実に素晴らしい質問です。

FIRE生活を始めてから、最大の課題は「お金を使うことが、やはり難しい」ということです。

貯金、貯蓄、資産形成の考えや方法は巷では溢れていますが、「お金の使い方」「お金の減らし方」については、まだまだ勉強不足です。

FIREした目的は、「後悔しない人生」を歩むことであり、「自分がやりたい時にやりたいことをやる」ためであります。
アメリカのロサンゼルスで、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希を見たいと思っても、今しか見れませんからね。
私の場合だと、老後になってからでは実現不可能です。
世界中の素晴らしい景色と美味しい料理を見たい、食べたいと思っても、体力が衰え、健康的に怪しくなる老後では、満足に旅も楽しめないでしょう。
味の味覚も当然変わりますし、量も多く食べれません。

ということで、最大の課題は、やりたいことはあるが、長年の資産形成により目先の出費を考えてしまうため、やりたいことの行動に躊躇してしまうことですね。

克服という観点では、お金を使うことが人生の目的ではありませんが、FIREした目的を忘れずに行動して参りたいと思います。

「資産形成」と「やりたいことをやる」ことの関係は、「エネルギー保存の法則」に似ています。
「エネルギー保存」とは、「エネルギーは何もないところからはできず、今あるエネルギーは無くならないこと」。

「位置エネルギー+運動エネルギー=一定」

ジェットコースターでいえば、一番高いところが「位置エネルギー=MAX」、「運動エネルギー=ゼロ」。
そして、一番低いところで、「位置エネルギー=ゼロ」、「運動エネルギー(スピード)=MAX」となるわけです。

これを「資産形成」と「やりたいことをやる」に置き換えると、「資産=位置エネルギー」「やりたいことをやる=運動エネルギー」になります。
つまり、私たちが実現したいことに必要な運動エネルギーのために、資産形成である位置エネルギーを蓄えているということです。

やはり、位置エネルギーは運動エネルギーに変換し、やりたいことをやり、最後は「思い出エネルギー」ともいえる「幸福エネルギー」を蓄えていきたいものです。

質問:サラリーマン生活と比較して、FIRE生活の時間の使い方はどう変わりましたか?また、FIREして良かったと思う一番の理由はありますか?

時間は、自由です。
私の場合、やりたいことが多いため、会社員時代よりも時間が足りない感じもします。
時間の使い方は、全て自分がやりたことに集中できるということです。
私の場合は、直近「旅行」「資格の勉強(社会保険労務士)」「中小企業診断士の仕事」「YouTube、ブログの制作」「新規事業の準備(事業計画策定、金融機関、公的機関、不動産屋などの対応)」で時間が埋まります。
全て自分がやりたくてやっているので、長時間働く、動いていても、精神的にはノーストレスです。

FIREして良かったと思う一番の理由は、自分の人生において「どうでも良いことはやらない」「やりたいことをやる」という意思決定と実際に行動に移せるところに尽きます。

まとめると・・・

ご質問頂いた皆様、誠にありがとうございました。
質問の回答を通じて、私自身、新たな気づきも得られます。
FIRE、投資、節約、投資、複業など気になる質問があれば、コメントをください。
コメント欄で、視聴者さん同士でも活発な意見交換も可能です。
よろしくお願いいたします。

以上です。

是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。

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