2022年3月に会社員の最終出勤日を終えて、サイドFIREを開始しました。
「元リーマン埼玉」(@saitamawoker)です。
以下の記事で30歳で資産が1000万円、資産2000万円を超えて思ったことや当時の生活、価値観などを書きました。
今回は、3,000万円の資産を超えた時に私の心境や生活、価値観の変化について書きます。
社会環境と心境について000万円の心境
2000万円から3000万円の過程です。
引き続き、コロナ禍定着の社会です。
在宅ワークも定着し、コロナ禍初年度は私は年に数回程度の出社でした。
家族との時間は増え、在宅で自宅にいるため地域社会への関心も高まってきました。
内部環境としては、3000万円が迫ってきています。
資産があることで生まれる心の余裕、他者に振り回されず自分を大切にする価値判断の軸、そして段々とお金よりも時間を重視する欲望。
心境としては、3000万円の資産達成は時間の問題。
2000万円達成の価値観から自分が普段関わらない社会や人に対して興味関心が湧いてきます。
そのためにも時間が欲しい。
このあたりのタイミングでFIREという存在を知り、めっちゃ調べ考えるようになります。そして実行に移すタイミングを探すようになります。
FIREという概念のライフスタイルを始めるきっかけや想いは私のブログで熱い内容を綴っています。
3000万円達成。経済的自立と精神的自立
そして時間の問題で33歳で3000万円を達成します。
私生活の事情もあり退職届けを出すことになります。
3000万円の資産は私にとってはこれからのスタート地点です。
配当収入は年間100万円弱です。完全な経済的自立ではありませんが、これまでの経験と価値形成で精神的自立というのを確立できたように思えます。
経済的自立は、一生暮らすのに困らないような大金持ちになることではなく、資産運用をすることで得られる収入(不労所得)によって生活費を賄うことと言われてます。
私なりの解釈は、生活のために働く=ライスワークを脱する状態 と考えます。
私はサイドFIREを開始しましたので、会社から言われた仕事ではなく、自分が本当にやりたい仕事をやっております。
もちろん、収入の不安定さなどはありますが、ライスワークではなく、ライフワークとしてリスクと責任を負ってやっています。
これができるのも、完全なるFIREではありませんが、生活費の一部は資産による不労収入で賄うことができるためです。
そして、
精神的自立は、自分の行動を誰かの意志に委ねられていない状態と思います。
これは、物事の選択の際に、精神的自立の力を感じます。
仕事、私生活、そして感情です。
仕事の選択の際に、収入という優先度が下がります。
収入が低いから、この仕事ができないではなく、
収入が低くても、やってみたいと思う仕事なら、実行に移すことができます。
私生活も同様です。
会社への通勤の制約から外れ、本当に自分や家族が住みたい場所に住む選択が可能になります。
そして、感情です。
不安やイライラといった感情が薄らいできます。
感情は、自分の期待と事象の解釈のギャップで決まります。
他者と自分を比較したり、自分が思う期待が大きすぎたり、事象の解釈を「期待以下」や「マイナス」ととらえると、怒りやイライラ、不安など負の感情となります。
私自身は、他者との比較やいい意味で期待することもなく、解釈も基本プラスにできるため、負の感情がほとんど起きません。
このような心の余裕も3000万円の効果といえます。
サイドFIREで得たもの、失ったもの
豊かさは指標があります。経済的豊かさ等多いに越したことはありません。何よりかはあったほうがいいという感じです。
しかし、幸福は人それぞれです。
何事も多いことや大きいことが幸せになるわけでもありません。逆に不幸になる可能性もあります。
「金持ち喧嘩せず」という言葉もありますが、3000万円を超えてくると、何となくその意味を理解できるようになります。
どんな方でも必ず自分とは違う価値観があります。
その違いから学びはあるため、敬意をもって他者と接する大切さを身に染みるようになります。
それが今後の成長のポイントになると思います。
サイドFIREで得たものです。
みなさんも気になるところかと思います。
得たものは、時間、配当による一定の安心感、人生の選択権です。
人生の選択権による、いつ、どこで、誰と、何を、なぜやるかは自分次第です。いくらで、どのくらい、どうやってやるかも自由です。
会社からも上長からも誰からの指示や命令もありません。自分の意志で決められます。
当然ながら、何かを得るときには、何かを失います。
会社員としての信用や福利厚生などありません。社会保険料の労使折半などありません。また、決められた仕事もありません。
それでも、サイドFIREをやる価値があるかは今後わかってくるかなと思います。