やはり資産1000万円は、ドラクエ5のメタルキングの剣ともいえます。
メタルキングの剣と同様に、いかに早く資産1000万円を貯めるかが今後の人生にも影響があるでしょう。
はい!こんにちは。元リーマン埼玉です。
今回は「資産額別の達成難易度」というテーマで紹介します。
私は2022年、33歳の時に資産3000万円で会社員を退職し、サイドFIRE人生に突入した、独身ぼっち、コミュ障、人見知りの挙動不審でございます。
現在はサイドFIRE生活3年目となり、資産が6000万円に到達しました。
対象とする資産額は
- 大台の「1,000万円」
- アッパーマス層入りの「3,000万円」
- 準富裕層の「5,000万円」
- 富裕層の「1億円」
と致します。
富裕層等の定義は、野村総合研究所の金持ちピラミッドによる定義です。
今回の内容の対象者は
- 資産額1,000~5,000万円を目標とする方
- 目標資産額まで「先は長いな~」と感じている方
です。
今回は「どの資産額達成がどれくらい難しいか?」について、私の独断と偏見、主観的「だけ」の観点で紹介したいと思います。
具体的には、資産額達成難易度を「統計の偏差値」と「達成に必要な時間、体感」の2つの観点で紹介いたします。
なお、ここで紹介する「資産」は不動産を除く金融資産が前提となります。
是非、あなたの資産形成の一助になれば嬉しいです。
私のブログやYouTubeチャンネルでは、お金の知識を通じて、あなたの人生の可能性を豊かにする情報をお届けしています。
すべてはありのままに生きるために。
自分の人生、何か会社にコントロールされている、世間や他者の目を気にしすぎている、誰かが敷いたレールに乗っかっているな、自分の人生でこれでいいんだっけ?と感じている方!
是非、あなたも私やブログやYouTubeチャンネルの視聴者の方々と共に人生を自分のものにしていきましょう!
統計の偏差値編
結論から申し上げますと、偏差値ベースの難易度順位は次の通りです。
- 1位:1億円
- 2位:5,000万円
- 3位:3,000万円
- 4位:1,000万円
それでは、偏差値を詳しく見ていきます。
参考にするデータは、資産3,000万円~1億円は「野村総研の通称金持ちピラミッド(2021年)」です。
1,000万円は、野村総研のデータでは分からないため「金融広報中央委員会」の「家計の金融行動に関する世論調査(2023年)」を参考にします。
資産1億円:偏差値「70」以上
資産1億円以上保有する世帯は、日本に「149万」世帯あります。
日本の世帯数は「5,413万」世帯です。
よって、資産1億円以上の世帯割合は日本の上位「2.7%」です。
細かい定義は除き、ざっくり偏差値に換算するとおよそ「70」です。
偏差値は母集団が重要です。
資産額の偏差値における母集団は日本の全世帯です。
文科省によると2023年度の高校進学率は「98.7%」ということで、高校受験の偏差値に対応させてみるとわかりやすいです。
大学受験や中学受験の偏差値は日本人の全員が行うものではありませんので、今回の参考にはなりません。
私の地元「埼玉県内」の高校偏差値で70以上は「みんなの高校情報」によると次の通りです。(カッコ内の数字は偏差値)
※埼玉県の事情に詳しくない方は、ご自身の出身地域等に当てはめてご覧ください。
- 公立
- 大宮(理数科:74、普通科:71)
- 浦和(73)
- 浦和第一女子(72)
- 市立浦和(70)
- 大学付属
- 慶応志木(75)
- 早大本庄(75)
- 立教新座(71)
- 私立
- 開智(Tコース:72)
- 栄東(東医コース:72、αクラス:72)
- 西武文理(選抜クラス:72)
- 秀明(難関国公立:71)
- 淑徳与野(T類:71、SS類70)
- 川越東(理系:70)
どの学校も埼玉県内を代表する難関高校といえます。
資産1億円は上位「2.7%」です。
日本の社会の縮図と言われる「公立中学校」の「40人/クラス」で、ざっくり「クラス1位」の中学生というイメージですね。
やはり、資産1億円達成は相当な努力が必要そうです。
資産5,000万円:偏差値「64」以上
続いて、資産5,000万円です。
偏差値は「64」以上です。
資産5,000万円以上を保有する世帯は、日本に「474万」世帯あります。
よって、資産5,000万円以上の世帯割合は日本の上位「8.8%」です。
ざっくり偏差値に換算すると、およそ「64」です。
埼玉県内の「公立」高校偏差値で64~69は、「みんなの高校情報」によると以下の通りです。
※私立は数が多くなるので省略します
- 69:春日部、川越
- 68:川越女子、越谷北(理数科)
- 67:所沢北、蕨(普通科)
- 66:浦和西、越谷北(普通科)、不動岡
- 65:川口北、熊谷、松山
- 64:越ケ谷、蕨(外国語)、熊谷西(理数科)、大宮北(理数科)
埼玉県内の東西南北、各地区を代表する進学高ですね。
このクラスは、頑張れば達成できるという位置づけでしょう。
この感覚からも、資産5,000万円は「正しい考えで、正しく行動すれば」誰でも到達できる「小金持ち」ともいえるでしょう。
京セラの創業者である「稲盛和夫」によれば、結果の定義は次の通りです。
人生(仕事)の結果=考え方 × 熱意 × 能力
です。
これは、資産形成の基本定理といっても過言ではありませんね。
なお、資産形成に「能力」は不要です。「能力」の代わりに「行動」に置き換えて考えて頂ければと思います。
つまり、この内容を「ここまで」ご覧の方は既に「熱意」は十分あるでしょう。
あとは、正しい考えと行動で資産5,000万円という結果は到達可能です。
資産3,000万円:偏差値「58」以上
そして、資産3,000万円です。
偏差値は「58」以上です。
資産3,000万円以上を保有する世帯は、日本に「1200万」世帯あります。
よって、資産3,000万円以上の世帯割合は日本の上位「22.2%」です。
ざっくり偏差値に換算すると、およそ「58」です。
偏差値58くらいになると、大学進学率が高い高校、一応進学高という位置づけになるでしょう。
以上の結果からも、資産3,000万円はできる限り全員到達して欲しいですね。
最近物騒な事件や悲しい出来事も多いですが、やはり「お金」が絡む話が多いです。
日本人の皆が資産3,000万円を保有できる社会になれば、少しは日本の治安も民度も良くなるでしょう。
資産1,000万円:偏差値「55」以上 ※二人以上世帯の場合
最後に資産1,000万円です。
こちらは野村総研のデータでは資産3000万円未満の「マス層」に分類され詳細が不明です。
「金融広報中央委員会」の「家計の金融行動に関する世論調査」(2023年)では、資産1,000万円以上の世帯は次の通りです。
- 資産1,000万円以上の世帯数
- 二人以上世帯:上位31.2%
- 単身世帯:上位21.9%
二人以上世帯の「31.2%」はざっくり偏差値に換算すると、およそ「55」です。
しかし、金融広報中央委員会のデータでは、二人以上世帯の平均保有資産は1,307万円です。
一応、偏差値50は平均値という定義です。
割合ではなく平均値ベースにすると資産1,000万円は平均以下となり、偏差値も50を割る結果となります。
なお、二人以上世帯の中央値は「330万円」です。
そして単身世帯では平均「941万円」です。資産1,000万円は偏差値50は超えるという感じですね。
なお、中央値は「100万円」です。
番外編:資産5億円は偏差値「79」以上
「野村総研の通称金持ちピラミッド(2021年)」によると、資産5億円以上の超富裕層は日本に「9万世帯」あるといわれ、世帯割合は「0.2%」です。
これをざっくり偏差値に換算すると「79」以上となります。
埼玉の高校だとキャパオーバーのため、高校偏差値の全国ランキングで見ると次の通りです。
- 1位(78):灘(兵庫)
- 2位(77):開成(東京)、ラ・サール(鹿児島)
- 4位(76):慶応女子(東京)
- 5位(75):慶応志木(埼玉)、早大本庄(埼玉)、早稲田実業(東京)、早大学院(東京)、慶応義塾(神奈川)、慶応藤沢(神奈川)、大阪星光学院(大阪)、西大和学園(奈良)、久留米大附設(福岡)、青雲(長崎)
以上を見ても資産5億円というのは非常に高いハードルを感じます。
体感編
先ほどまでは、ざっくりした話ですが「統計上の難易度」、統計上の偏差値の観点です。
ここからは「体感=達成に必要な時間」ベースの難易度です。
結論から言うと、統計上の偏差値の難易度と異なる結果となります。
結果は次の通りです。
- 体感ベースの達成難易度
- 1位:1,000万円
- 2位:3,000万円
- 3位:5,000万円≒1億円
繰り返しになりますが、「体感による達成難易度=必要な時間」で定義します。
この定義については、資格試験を例にするとわかりやすいです。
「マイナビニュース資格」によると、資格の難易度は次の通りです。
順位 | 資格 | 必要な学習時間(最大) | 合格率 |
1位 | 司法試験予備試験 | 8,000時間 | 4%前後 |
2位 | 司法試験 | 6,000時間 | 30~45% |
3位 | 公認会計士 | 7,300時間 | 7~11% |
4位 | 国家公務員総合職 | 1,500時間 | 院卒:28~45% 大卒:9~14% |
5位 | 医師国家試験 | 6年間 | 90%前後 |
6位 | 司法書士 | 3,000時間 | 4~5% |
7位 | 弁理士 | 3,000時間 | 6~9% |
8位 | 税理士 | 2,550時間 | 15~20% |
9位 | 不動産鑑定士 | 4,000時間 | 5~6% |
10位 | 一級建築士 | 1,500時間 | 15~20% |
11位 | ITストラテジスト | 200時間 | 15%前後 |
12位 | 中小企業診断士 | 1,000時間 | 4~7% |
13位 | 社会保険労務士 | 1,000時間 | 5~7% |
参考 | 宅建 | 350時間 | 15~17% |
合格率は受験者の母集団等によるので、合格率が高いからといって難易度が易しいとは限りません。
絶対ではありませんが、資格の難易度は概ね学習時間に比例していることがわかります。
11位のITストラテジストは200時間と時間は極端に短いです。
これは情報処理技術者試験のレベル4(レベルは1~4まで)に位置づけられる試験。
レベル1のITパスポートから順番に下積みをしていくとそれなりの時間を要します。
ということで、前段はこれくらいにします。
資産「1,000万円」「3,000万円」「5,000万円」「1億円」の達成難易度を達成に必要な時間と定義して、難易度を偏差値ではなく数値化していきます。
もちろん、各資産額達成にどれくらいの時間を要するか、はっきり申し上げて当然ながら人それぞれです。(Q.E.D)
正論ですが、それだとここで終わってしまいます。
無理くりですが、数値化の方法、すなわち必要な時間数の算出は、私の独断と偏見、主観的で夫婦共働き世帯を基準にして各種統計データの貯蓄率や貯蓄額、運用利回りをもとに算出します。
そして、相続や贈与で多額の資産を築く流れではなく、コツコツと資産形成を進めていくことによる時間を試算します。
それでは見ていきましょう。
体感難易度1位:資産1,000万円(必要な時間は12年7か月)
総務省「家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)」によると、夫婦共働きの世帯の平均世帯年収は約831万円。
夫婦各々、年収415万円と仮定すると、年間の手取りは約325万。
よって、手取りの世帯収入は650万円。
金融広報中央委員会「家計の金融行動の世論調査(2023)」によると、手取り世帯収入500~750万円では、貯蓄率は平均11%。
よって、年間貯蓄額は約72万円。毎月6万円ですね。
計算を単純化するため、年齢に応じて昇給など賃金アップは無視して全て平均値のデータをベースに算出していきます。
生活防衛資金500万円を貯めてから積立投資を行い1,000万円を目指す
まず、生活防衛資金を貯めます。
私の独断と偏見、主観的ですが、生活防衛資金は500万円とし、残りは全て全世界株式に投資するとします。
まず500万円の貯金に、毎年72万円ずつ貯金し7年要します。
そして、その後は毎月6万円を積立投資を行います。
資産1,000万円までに必要な時間を計算します。
全世界株式の過去30年の平均リターンは約8%です。
毎月6万円の積立投資により、積立開始から500万円までに達するまでに5年7か月という結果になりました。
よって、資産1,000万円までに必要な年数は
- 0→500万円:貯金により7年
- 500→1,000万円:積立投資により5年7か月
よって、12年7か月。
結論から言うと、これは資産3,000万円よりも、資産5,000万円、資産1億円よりも一番時間がかかり、一番難易度が高い結果となります。
これは必要な時間もそうですが、やはり資産1000万円を蓄えるには、「生活の価値観」「資産形成」「お金の使い方」など資産形成の「意識」や「行動」の基本を身につける必要があります。
ここに一番の高いハードルがあるといえます。
この高いハードルに加えて、資産1,000万円まで「12年7か月」の時間もかかるとなると、やはり相当な難易度といっても過言ではありません。
私も社会人スタートし浪費家時代を経験し、そして意識や行動を改めて資産1,000万円到達するまでが、他の資産額達成よりも一番時間を要しました。
資産1000万円は、ドラクエ5のメタルキングの剣
いつも通り話はズレますが、やはり資産1,000万円は、ドラクエ5の「メタルキングの剣」ともいえます。
ドラクエ5のメタルキングの剣は、最速で主人公の青年時代前半で入手可能な最強武器です。
つまり、RPGゲームの前半で最強武器が手に入ってしまうということです。
高い攻撃力に加えて、ゲームを進めても武器を新調する必要がなくなるため、防具に集中的にお金を使えます。
1本手に入れただけでも、ゲームバランスを著しく損なうほど強力な武器です。
私が小学生の時は、ゲーム前半にカジノでセーブとリセットを繰り返し、コイン50,000枚を集めてましたね。
メタルキングの剣同様に、いかに早く資産1,000万円を貯めるかが今後の人生にも影響があるでしょう。
これから1000万円を貯めるぞという方は、ハードルは高いですが、是非諦めずに貯めていきましょう!
体感難易度2位:資産3,000万円(必要な時間は11年4か月)
資産1,000万円から資産3,000万円までの時間を試算します。
つまり、資産1,000万円をベースに2000万円を増やすまで、どれくらいかかるか?です。
ここからは淡々と積立投資です。
既に500万円は全世界株式に投資していますので、毎月6万円を積立投資を行い、500万円を2500万円まで増やしていきます。
これにかかる時間は「11年4か月」です。
よって
- 資産0→1,000万円:12年7か月
- 資産1,000→3,000万円:11年4か月
「0→1,000万円」のプラス1,000万円と「1,000→3,000万円」のプラス2000万円がおよそ同じような時間です。
つまり、1000万円を増やす時間は、0→1000万円の時よりも約半分程度の体感です。
確かに1,000万円を貯めるのは大変時間かかったけど、3000万円まで「あの時の2倍」も時間がかかるのか!と思わなくてよいということです。
資産1,000万円から資産3,000万円の壁まで非常に高く、そして非常に遠くにあると感じるでしょう。
しかし、3000万円は、体感ではあっという間にという感じです。
資産1,000万円構築で身につけた「正しい考え」「正しい行動」を行えば、その壁は低く、近くなっていきます。
体感難易度3位:資産5,000万円(必要な時間は6年)&資産1億円(必要な時間は8年6か月)
ここからは一気にいきます。
まさかの資産5,000万円と資産1億円が同率の順位です。
資産5,000万円は、資産3,000万円から資産5,000円までの時間を試算します。
つまり、資産3,000万円をベースに、2,000万円を増やすまでどれくらいかかるか?です。
資産5,000万円にかかる時間です。
既に2,500万円は全世界株式に投資していますので、毎月6万円を積立投資を行い、4,500万円まで増やしていきます。
これにかかる時間はちょうど「6年」です。
同様に、1億円です。
資産1億円は、資産5,000万円から資産1億円までの時間を試算します。
つまり、資産5,000万円をベースに、さらに5,000万円を増やすまで、どれくらいかかるか?です。
4,500万円は全世界株式に投資していますので、毎月6万円を積立投資を行い、9,500万円まで増やしていきます。
これにかかる時間は、なんと「8年6か月」です。
3,000万円からプラス2,000万円の5,000万円までは「6年」
5,000万円からプラス5,000万円、2倍の1億円までは「8年6か月」です。
確かに年数では5,000万円よりも1億円の方が2年6か月ほど時間はかかりますが、肌間隔ではあっという間でしょう。
以上より、各資産額に必要な時間数と私の独断と偏見、主観的な肌間隔もとにした難易度をまとめると以下の通りです。
順位 | 資産 | 必要な時間 | 難易度 |
1位 | 1,000万円 | 12年7か月 | ★★★★★ |
2位 | 3,000万円 | 11年4か月 | ★★★★☆ |
3位 | 5,000万円 | 6年 | ★★☆☆☆ |
3位 | 1億円 | 8年6か月 | ★★☆☆☆ |
そして、各資産額のトータル時間数をまとめます。
この時間を踏まえた難易度は冒頭に紹介した偏差値に該当するでしょう。
偏差値 | 資産 | 必要な時間 |
70 | 1億円 | 39年5か月 |
64 | 5,000万円 | 30年11か月 |
58 | 3,000万円 | 24年11か月 |
55 | 1,000万円 | 12年7か月 |
参考 | 資産5億円 | 59年11か月 |
コツコツ毎月6万円の積立投資により、約40年で資産1億円となります。
社会人生活を開始して、毎月6万円コツコツ資産形成を行えば、資産1億円は不可能ではないということです。
正直、中学生の義務教育の時に教えて欲しかったですね。
参考までに資産5億円も追加しておきます。
1億円から5億円までは「20年6か月」です。
必要な時間は「59年11か月」となります。
まとめると・・・
「何事も努力をすれば、必ず報われる」ものではありません。
残念ながら、これは事実でしょう。
しかし、資産形成だけは、資産形成だけは、資産形成だけは(3回目)、努力は裏切らないと思います。
以上です。
是非、あなたも、私やブログ、YouTubeの視聴者の方々と一緒に、節約、貯金、副業、投資を励み、人生の新時代、人生の新しい景色を見に行きましょう。